ナビ画面でっか!! 中国BYDからの刺客「SEAL」快速EVセダン今年末にも日本発売に最速試乗!!

■ハイパフォーマンスタイプだけに怒涛の加速力!

インテリアも素材の質感は高く、コストのかかるソフトパッドなどが多用されている。シートの素材も高級感のあるものだ
インテリアも素材の質感は高く、コストのかかるソフトパッドなどが多用されている。シートの素材も高級感のあるものだ

 さて、実際にSEALに乗ってみるとプレミアムセダンらしくインテリアも質感は非常に高い。ATTO3よりも大きな15.6インチのワイドディスプレイがインパネのセンターに鎮座する。このモニターが縦と横にスイッチオンで回転する機構を持つのはBYD車共通のギミックだ。

SEALハイパフォーマンスタイプのインパネ。中央のワイドディスプレイは15.6インチと非常に大きなサイズを採用
SEALハイパフォーマンスタイプのインパネ。中央のワイドディスプレイは15.6インチと非常に大きなサイズを採用

 今回、私が試乗したSEALはハイパフォーマンスタイプの4WD車で、0-100km加速3.8秒を誇るなかなかの快速モデル。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがマルチリンク式を採用している。

 アクセルを軽く踏んだだけで怒涛の加速力を見せる。この圧倒的な加速力、ガソリンエンジン車ではめったに味わえない感覚だと言えるだろう。しかもアクセル操作の反応が優れており、パワーの出し方なども調整しやすいのがポイントだ。

 スポーツモードを選択すると、姿勢制御の面でより引き締まり、ハンドリング性も向上してスポーティさが際立ってくる。ボディ剛性のよさも低中速でSEALを運転していて実感できた。

海洋生物であるアザラシからインスパイアされたデザインを特徴とするSEAL。個人的にはなかなかスタイリッシュだと思った
海洋生物であるアザラシからインスパイアされたデザインを特徴とするSEAL。個人的にはなかなかスタイリッシュだと思った

 同じEVとなる4ドアクーペモデルのBMW i4にも2022年にちょこっと試乗したことがあったのだが、比較するとさすがにSEALもそこまでのレベルまでには至っていないと感じた。価格レンジの面からみても競合車ではないにせよ。

 このSEALが日本で発売されるのは2023年末から2024年初めとみられるが、ポイントになるのはやはりその価格設定。日本では補助金が出るワケだが、それでも500万~700万円台になりそう。

【画像ギャラリー】BYD第3弾モデルはスポーティサルーンの「SEAL」! 写真でCHECK!!(29枚)画像ギャラリー

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