インプレッサの真髄は素の「STグレード」にあり! 試乗してわかった凄すぎるスバルの底力とは?

■ボディ剛性は圧倒的だ!

佐渡島試乗会の公道でインプレッサSTに試乗する筆者。思わず笑みがこぼれてしまうほどご機嫌だ!
佐渡島試乗会の公道でインプレッサSTに試乗する筆者。思わず笑みがこぼれてしまうほどご機嫌だ!

 パワーユニット以外もインプレッサのよさをすべて持っている。個人的に「いいね!」したいのが上級セグメントと同じく、「ラックに直接モーターを装着するステアリングシステム」を採用していること。

 インプレッサクラスだと、ふつうはステアリング軸にモーターを組み合わせる簡易型。アシストするという機能だけなら問題ないけれど、ステアリングフィールを考えたら圧倒的にいい。

 さらにリアドアのキャッチャーは通常のドア後方だけでなく、ドア下部にも付いている。ドアヒンジを含め4点でボディに装着されている。これが圧倒的なボディの剛性感になっている。

■上級モデルのレヴォーグと共通のボディならよくて当然?

インプレッサのボディの組み立てはスポット溶接だけでなく接着を使う。そもそも平均で400万円超えの上級モデルであるレヴォーグと共通
インプレッサのボディの組み立てはスポット溶接だけでなく接着を使う。そもそも平均で400万円超えの上級モデルであるレヴォーグと共通

 ボディの組み立てはスポット溶接だけでなく接着を使う。そもそも平均で400万円超えの上級モデルであるレヴォーグと共通ボディなのだからよくて当然か。ハンドルを握っていて安さを感じるブブンなし!

 乗り心地は良好。今回のスバル試乗会での本命モデルの乗り心地があまりによかったため、絶賛という褒め方にはならないものの、日本車の平均レベルが60とすれば、そいつをはるかに超える。90くらい献上してもいいほど。

今回の佐渡島試乗会で名物の「たらい舟」を体験する筆者。インプレッサSTの試乗以上に真剣?
今回の佐渡島試乗会で名物の「たらい舟」を体験する筆者。インプレッサSTの試乗以上に真剣?

 乗り心地フェチの私ですら「このまんまでいいかもしれません」というレベル。基本的にサスの形式は前がストラットで、後ろはダブルウィッシュボーンを採用している。

 寒冷地であり、なおかつチョイ乗りが多いとハイブリッド車だって燃費は伸び悩む。サンデードライバーなら絶対的な走行距離も少ないだろう。そんな使い方をするのならSTグレードのような普通のエンジン車でいいかもしれません。

 10年とか15年に渡って長く乗ろうと思っている人も、ハイブリッド用電池といった複雑なシステムを使っていないため、メンテナンスは楽チンです。

【画像ギャラリー】試乗してわかったスバルインプレッサのベースグレード、STの真の実力とは?(23枚)画像ギャラリー

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