筑波1分3秒ってマジか!! ヒョンデの「N」はコーナーもいい!! 発売間近のアイオニック5「N」徹底試乗でわかったEVのアジ

■ニッポンのEVは追いつけるのか

巨大なブレーキキャリパーはただものじゃないイメージ。もちろん制動力は相当なもの
巨大なブレーキキャリパーはただものじゃないイメージ。もちろん制動力は相当なもの

 アクセル踏めば600馬力をフルに伝え、気持ちよく加速。最高速は260km/hとのこと。GT-Rより遅いけれど、今や使わない性能だ。300km/h以上出るより、260km/hまでの加速が同じなら何の不満も無し。

 興味深いことにオーバーブーストボタンがある。ワイルドスピードか?  押すと10秒間パワーが上乗せなるそうな。NOS(ニトロ噴射)のような背中にGの変化を感じるかと期待したら、600馬力++馬力のため、ハッキリは解らない(笑)。

 ただサーキットで競争したら、ストレートで抜く時に有効だと思う。やがて上乗せ可能なパワーが増えてくると、これまた面白いアイテムになるかもしれない。いつの間にか電気自動車だということを忘れ、しかも楽しかった!

 乗り終えて一番の危機感は、日本車が大きく出遅れてしまったこと。この手のクルマを開発してるのはレクサスくらいだろうし、出るタイミングだって3年以上先。

 アイオニック5のNは間もなく市販で、しかも開発速度は往年の日本と同じ。3年したら筑波サーキットで1分を切ってくる。実用電気自動車すら出せていない日本勢のブランドイメージの希薄化は避けられないと思う。

【画像ギャラリー】来春発売で日本に来る!! 「アイオニック5 N」サーキットでの全開試乗はいったいどうよ(4枚)画像ギャラリー

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