パワートレインが一新された「ボルボV40」のスポーティーモデル「T5 Rデザイン」試乗の様子をプレイバック。ハイパワーを誇る直5・2L DOHCターボの乗り味や、如何に?(本稿は「ベストカー」2013年5月26日号に掲載した記事の再録版となります)
文:ベストカー編集部
■ボルボV40のスポーツモデルはワインディングの走りが楽しい!
販売好調なボルボV40にスポーティモデルの「T5 Rデザイン」が加わった。直4、1.6Lターボのノーマル「T4」に対し、ハイパワーバージョンとなるのが「T5」だ。
注目のパワートレーンは、213ps/30.6kgmを誇る直5、2L DOHCターボを搭載。4気筒エンジンなみのコンパクトさと6気筒エンジンなみの滑らかさを誇るボルボ伝統のスポーツユニットだ。
これにツインクラッチの6速ギアトロニックを組み合わせ、スムーズでトルクフルな走りを実現している。
足回りにはRデザイン専用のスポーツサスを装着し、フロント、リアともに強化タイプのブッシュ、アンチロールバー、スプリング、ダンパー、スタビライザーを採用。
高い速度域でもコントローラブルでフラットな走行感覚を味わえる。
エクステリアでは、ベースのV40にフロントではハイグロス仕上げのグリルメッシュ、シルクメタルフレームフロントグリルを装着し、リアにはディフューザーにデュアルスポーツテールパイプを組み合わせ、スポーツムードを演出する。
ボディサイドには専用のドアミラーとサイドウィンドウトリムを装着。
ワインディングで試乗したところ、乗り心地はノーマルモデルよりサスが締め上げられていながら、思っていたよりもしなやかな印象。
それでいて登り坂でも充分なパワー&トルク感を体感でき、Rデザインの名にふさわしくスポーツモデルらしい走りを味わえた。
特筆したいのはベースよりも格段にスポーツ性能を向上させながらもボルボらしいボディのしっかり感、ブレーキやサスの剛性感などドライバーに対して安心感を与えてくれる点だ。
もちろん、シティセーフティは標準装備、歩行者エアバッグをオプション設定するなど安全性能も抜かりはない。
■ボルボV40 T5 R-DESIGN 主要諸元
・全長×全幅×全高:4370mm×1800×1440mm
・ホイールベース:2645mm
・エンジン種類:直5DOHCターボ
・総排気量:1983cc
・最高出力:213ps/6000rpm
・最大トルク:30.6kgm/2700~5000rpm
・トランスミッション(前/後):6AMT(ギアトロニック)
・JC08モード燃費:13.2km/L
・価格:399万円
■ボルボV40 T4 主要諸元
・全長×全幅×全高:4370×1785×1440mm
・ホイールベース:2645mm
・エンジン種類:直4DOHCターボ
・総排気量:1595cc
・最高出力:180ps/5700rpm
・最大トルク:24.5kgm/1600~5000rpm
・トランスミッション(前/後):6AMT(ギアトロニック)
・JC08モード燃費:16.2km/L
・価格:269万円
コメント
コメントの使い方