■NISMOのこだわりがハンパじゃない!
シャシーはどのようにチューニングされているのだろうか? フロントストラットは外筒の板厚をアップし、フロントのコイルスプリングはバネ定数を36%アップ(2WD/4WD共通)。
リアのショックアブソーバーはモノチューブ式で、リアのコイルスプリングのバネ定数を33%アップとしている(2WDは25%アップ)。
モノチューブは、ツインチューブに比べて受ける面積が大きくガス圧が高いので、応答性がよくなり、路面からの入力に対してレスポンスよく減衰力が発生するのが特徴。
これに、2WDの6.5Jから7Jとし、2WD NISMOに比べて12%軽量化したENKEI製アルミホイールと、ミシュランパイロットスポーツ4を組み合わせることで、NISMOが理想とする「路面との対話にこだわるシャシーチューニング」を実現している。
では足がガチガチで胃袋がまさぐられるレベルなのか、と聞かれれば「違う」と答える。ストレートにはギャップが設置されていたが、それを乗り越える際はバタンと一発で収束していた。
スポーツモデルにしては、足は少し硬いといったレベルだろうか。乗り心地も悪くない。上質の一歩手前といったところか。
全体的に、NISMO開発陣の心意気が随所に垣間見えるので、1990年代以降のスポーツモデルを体感してきた筆者には、まとめ具合が「秀逸」と感じた。ただし、首都高のギャップや路面の悪い一般道でもう一度試してみたい。
価格はノートオーラNISMO tuned e-POWER 4WDが347万3800円、2WDのノートオーラNISMOが307万2300円。
今回、運転席の標準シートにパワーシートが標準装備となったが、新たにパワーリクライニング機構(運転席&助手席)の付いたNISMO専用チューニング「RECAROスポーツシート」がメーカーオプション設定されている。またBOSEパーソナルプラスサウンドシステムも新たにメーカーオプション設定されている。
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