日常シーンでの性能や乗り心地は実際どうなの?
まずは買い物や送り迎えなど、市街地のドライやウェット路面を走ることが多い主婦の日常シーンから。
走り始めから軽快でなめらかで、50〜60km/Lあたりまでスピードを上げていっても自然なフィーリング。路面へのあたりもソフトでありながら、カーブではタイヤの外側が支えてくれるしっかり感もあり、シャキッとしていて小気味よく走っていける。
ストップ&ゴーが続いてもストレスがなく、コンビニなどの駐車場に入る際、段差を乗り越えてもゴツゴツ感が少ないところも好印象だ。
実はセルシアスは非対称パターンを採用しており、ドライ、ウェット、スノーの全てで性能を最大限発揮できるようになっている。タイヤの表面を見てみると、外側・中央・内側で異なる切れ込みが入り、なかなか他にないほど複雑で細かいことに驚く。
ドライ、ウェット路面では特に外側のパターンが効いていて、いちばん外側の「3Dグリップサイプ」が優れたグリップ性能を発揮。その隣りの溝には接地性を高めて操縦安定性をアップする工夫があり、さらに中央寄りの1列にも高い操縦安定性をかなえる「周方向連結ブロック」という技術が採用されている。
日陰になっているところでは、前日に降った雨が残っていてちょっとしたウェット路面があったが、ブレーキングをしてみてもまったく不安感はなく、しっかりとした制動力が得られると実感。
セルシアスは、シリカやポリマーといった素材をトーヨータイヤ独自の配合技術であるナノバランステクノロジーにより開発し、ウェット性能と転がり抵抗性能を両立しているというから、雨の日でも安心かつ、いつも通りに走れるのがありがたい。
高速道路での静粛性と再実感した非降雪地域でのメリット
また、だんだん寒くなってくると、子供を早朝に通学や部活動へ送っていく時や、遅く帰ってくる夫を迎えに行く深夜など、朝晩は気温が下がって路面が滑りやすくなることもある。
そんな場面では、3Dグリップサイプの実力に加えてスノートラクション性能を高める「ジグザグブロック」が、タイヤが踏んだ瞬間に溶ける水分をかき出してしっかり接地し、路面に食いついてくれるのが頼もしい。
都心部では、雪が降ったら走らないと決めている人も多いけれど、もし子供が急病で1分でも早く病院へ、なんて時には雪だからと躊躇していられない。そうした万が一の際のお守りがわりとしても、親としてこうしたスノー性能がしっかり備わっているタイヤを選んでおきたいと感じた。
さらに高速道路では、軽やかなフィーリングはそのままに、感心したのはとても静かだということ。路面からのノイズは抑えられていて、風切り音の方が大きいくらい。これなら後席の子供との会話もしやすいし、知らず知らず溜まる疲労も少なくてすみそうだ。
乗り心地もフラットで不快な振動が軽減されているので、長時間ドライブにも良さそう。また今回、登り坂が多いルートだったにもかかわらず、実燃費は23.9km/Lと優秀な数値を記録。低燃費性にも配慮されたセルシアスは家計が助かるのも嬉しい。
雪の少ない地域で次のタイヤはどうしようかなと考え始めているなら、夏も冬も関係なく一年中履きっぱなしで安心感が続く、オールシーズンタイヤ「セルシアス」を検討すべき。交換の重労働、保管場所、時間やコストの節約と、いろんな悩みを一気に解決してくれるはずだ。
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