■「言われなければスタッドレスってわからないよね」
高速道路での試乗を終えて市街地を走る。今回は60km/h制限のバイパス道路、そして丘を登るワインディングで試してもらった。
齋藤:「僕の見立てではVRX3は従来品に比べてタテ溝を主体にしてヨコ溝を減らしているとおもうんです。接地面を広くする、余計なブロックの変形を出さないデザインを目指したのが、ドライ路面にもすごくポジティブに働いているんですよ」。
松田:「ヨレとか応答の遅れってのが一般道でも本当に少ないの。言われなければスタッドレスってわからない人も多いかも。あとブォーンみたいなノイズが市街地でもほんとに少ないのがいいよね」。
編集部が探し出したスタッドレスタイヤには悪条件しかないワインディングでの走行はどうだったのだろう。
齋藤:「コーナリングでよれないのは高速道路と変わらないけど、やはり直進性もよくて、タイヤ全体がまっすぐ走ってくれる安定感が優れているように感じたんですが、松田さんはどうですか?」
松田:「それはあるね! まっすぐストレスなく走ってくれる。今回の試乗車だったVWゴルフだけど、最近のまっすぐ走るクルマはタイヤを変えたら直進性が失われたりするよね。その心配がないな」。
齋藤:「やっぱり高速道路や市街地走行でも同じでタイヤがしっかりしていることがすごくポジティブな面だよね」。
うーん、どうも非の打ちどころのないタイヤな雰囲気が漂ってきたが、辛口なおふたりが「多くの人に自信をもって進めたい」と言うようにドライ路面での性能はバッチリなようだ。
スタッドレスタイヤは雪道、凍結路に性能を「全振り」していると思われがちだが、北海道や東北、上越などの豪雪地帯でもなければドライ路面を走行する時間は真冬でも意外と長い。
やっぱり「ブリザックなら間違いないよね」といえる製品つくりをしてきた開発陣は、しっかりとドライ路面での走りも意識していることがビシビシと伝わってきた。
これから冬本番。しっかりした備えがあってこそ冬のカーライフは充実する。ドライ路面での性能も追い求めたブリザックVRX3で安心感のあるカーライフをおすすめしたい。
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