今春発売以来記録的な大ヒットになっている日産の新型軽自動車「デイズ」。その人気の秘密はどこにあるのか? WRCコメンテーター栗田佳織が諸星陽一と試乗で明らかにします。【PR】
栗田佳織:「J SPORT WRC」でMCを務めるWRCコメンテーター。今年秋に出産を控え、手軽に乗れて安全な軽自動車に興味津々
諸星陽一:富士フレッシュマンレースの参戦やマカオGPの取材などの経験を生かし、写真も撮れるジャーナリストとして活躍する。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
ベストカー2019年6/26号より
■人生初めての軽自動車試乗
TEXT/栗田佳織
私の軽自動車のイメージは「思うように加速ができない」、「車内が狭い」、「乗っていてちょっとストレス」という正直ネガティブなものでした。そんな先入観を持ったまま、デイズの試乗がスタート! まず驚いたのは室内の広さ。運転席・助手席はもちろんですが、特に後部座席が本当に広い! シートは前後にスライドでき、一番後ろにセットすると「これって軽なの?」と言いたくなるほど。脚を組んだって余裕です。
ドアも目一杯開くので、チャイルドシートに子どもを乗せるのもストレスがないはず。トランクも想像以上にスペースが確保されているので、荷物もちゃんと乗せられます。
そしてついに走行開始! ハンドルも軽いし、視界も広い。一般道での走行で気になる点(ストレス)はまったくありません。発進もスムーズで小回りも利くから、どんどん楽しくなってきました。
そして、高速道路へ! 「軽だからアクセル踏んでも加速しないんだろうな……」という心の呟きを押し殺し、実際にアクセルを踏み込んでみると「うそ!?」と思わず声が漏れてしまいました。軽自動車とは思えないほど、スムーズに加速していき、もどかしさは皆無。法定速度の時速80km/hぐらいにすぐ到達。〝軽自動車〟の固定概念が完全に崩れた瞬間でした。うーん、やられました。
■プロパイロットを試してみました!!
そして! ついにデイズの伝家の宝刀、プロパイロットを発動! プロパイロットはただのアダプティブクルーズコントロールではありません。アクセルブレーキ、そしてハンドル操作をクルマがアシストしてくれるんです。
まずボタンひとつで好きな速度に設定できるので、高速道路の走行なんて超〜楽チンです。登りや下りの坂道にもきちんと対応してくれます。
別のボタンを押すと、今度は前のクルマとの車間距離を設定できます。3段階から選ぶことができるので、ドライバー自身の気持ちいいと思う距離が選択できます。セットすると前車に追随していってくれるからとても楽ちんです。
そして、一番驚いたのが、車線の真ん中をキープしようとハンドルがアシストしてくれること! ただ、ハンドルから手を離したりすると「ダメよ、ちゃんとハンドル握ってね」という感じの警告音が鳴ります。その警告音も嫌な音ではないので安心ですよ。
この車線の真ん中をキープしようとするセンサーは、雨天時でもワイパーでフロントガラスの雫を飛ばしていればきちんと作動するとのこと。雨の高速道路って、私は正直苦手なのでこの技術は最高、最強ですね!
驚きのプロパイロットももちろんですが、デイズ全体の完成度の高さに脱帽でした。デイズを軽自動車と舐めちゃいけません!
(以下、栗田佳織が驚いたデイズの凄さを諸星陽一が技術的に解説します)
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