連日世間を騒がせ続けている自動車盗難事件は、防犯カメラやドライブレコーダーの普及が進んだことで、映像付きでニュースやSNSなどに紹介されていることが増えている。窃盗犯は、様々な機器で純正防犯装置の弱点を突いてくるため、ユーザーにはさらなる対策が求められている。今回は、CANインベーダーといった手口に対抗できる、データシステムの自動車盗難防止装置「カースティールブロッカー」をご紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、表/日本損害保険協会、写真/データシステム、ベストカーWeb編集部
■3年連続首位の「ランドクルーザー」!! 「アルファード」「プリウス」が続く
一般社団法人 日本損害保険協会が実施した「自動車盗難事故実態調査」によると、2021年~2023年まで3年連続でワースト1位の車名となったのはランドクルーザーだ。ただし件数や構成はわずかながら減少している。
2位となったのはアルファードで、2022年の3位から件数が大幅に増えている。2023年に新型が出たことも影響してそうだ。新車市場に加えて中古市場にも大きな影響があったことで「目をつけられた」のかもしれない。
そして3位は昨年2位だったプリウスとなった。1位~3位までの車種は、順位が変わっただけで昨年と同様の車名が並んだことになる。車両本体の盗難被害に関しては、特定の車種に集中する状況が続いているという。
2024年4月にランドクルーザー250が発売となったが、大人気でディーゼル搭載車など一部のグレードが品薄だという。プラドの実質後継車ということもあり注目度は高く、防犯には注意が必要だろう。
■愛車を守るデータステムの「カースティールブロッカー」
自動車盗難で近年問題になっているのが、リレーアタックやCANインベーダーといった盗難手法だ。リレーアタックはドライバーの持つ「スマートキー」の電波を車両まで中継して、離れた車両のカギを解除する方法だ。
そしてCANインベーダーは、自動車が車両の制御に使っているCAN(Controller Area Network)と呼ばれる通信システムに特殊な装置で割り込み、開錠やエンジン始動を行うというものだ。防犯映像などで犯人が車両の周囲でうずくまり、バンパーなどを外しているものがあるが、まさにこの装置を使っているところなのだ。
データシステムは、2023年11月に自動車盗難防止装置「カースティールブロッカー」SOS820(22,000円:税込)を発売した。これは、万が一リレーアタックやCANインベーダーによって開錠されたり、物理的破壊などによってドアを開けられて不審者に車両に乗り込まれてしまった場合でも、エンジンがかからないようにして車両盗難を防止するセキュリティシステムである。
使用方法は簡単で、駐車後にカースティールブロッカーのセキュリティ機能を動作させるだけだ。エンジンオフに連動してセキュリティONにするオートモードと、任意でセキュリティをONにするマニュアルモードなど、動作方法も選択できる。
セキュリティ機能を解除するパスコードは、ユーザーが任意に設定可能で、それによってお望みのセキュリティレベルでの運用が可能。
販売は、オートバックスなど取り付けが可能な取扱店限定となっている。取扱店の情報は商品ページをご参照ください。
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