ラリードライバー新井大輝さんが大学時代から愛用するMINERVA(ミネルバ)。同ブランドのエコスポーツタイヤ「ECO SPEED2 SUV」をMX-30に装着してインプレッション!ブランドの歴史を知る新井さんの評価はいかに?
文:新井大輝、写真:小林岳夫、動画:森山良雄、提供:オートウェイ
「頭文字D」でも登場する埼玉・秩父の定峰峠へ!
今回はマツダのMX-30を借りて、オートウェイで購入可能なホイール+タイヤセットに履き替えて新緑の定峰峠へインプレッションに行ってきた。
実は今回装着しているタイヤは以前(2022年)フォレスターの時に履いたECO SPEED2 SUVというタイヤだ。果たしてこのタイヤとの相性はクルマが変わっても同じフィーリングで走ることができるのか。その疑問を解決すべく坂戸のAhead Motor Serviceで履き替えたのち、快晴の空の下、東秩父にドライブに行ってみることにしたのである。
MINERVA(ミネルバ)ってこんなタイヤブランドです!
ミネルバはもともとベルギーの高級自動車メーカーで、かつてはロールス・ロイスに匹敵する存在だった。タイヤブランドとしてのミネルバは1992年にスタートし欧州やアジアなど世界50カ国以上で年間300万本以上が販売されています。
今回の「ECO SPEED2 SUV」は、乗り心地・静粛性の追求に加え、特に高速耐久性、安定性に長け、ドライ・ウェット両コンディションにおいて正確なコーナリングレスポンスで安定した操舵性を発揮するタイヤです。ミネルバは新井さんが大学の自動車部時代から履いているブランドで、プライベートでも何度も購入しています。
今回、MX-30に装着しているタイヤ(215/55R18)は1本あたり8,820円!タイヤ・ホイール(FINALIST FT-S10)4本セットで93,680円!というお値段です。(いずれも送料・税込)
オートウェイだから実現できるタイヤホイールセットの10万円切り!
事前にタイヤとホイールのセットがショップに届き、今回はなんとすでに組み上がった状態で受け取ることができた。これならお客様がショップで待つ時間も大幅に短縮することができて、素晴らしいではないか!
実際に交換するまでに掛かった時間は四輪のタイヤを外し、組み上がっているタイヤを取り付けるだけなので、10分ほどで完了。タイヤとホイールを組み替えともなると、バランス取りなども含めて30〜40分は掛かってしまうのでこの時間短縮は大きい。是非注文される際にはセットで注文してはいかがだろうか。
この円安に歯止めがかからない昨今の為替相場であるが、ホイールとタイヤがセットで9万3680円(税込)という企業努力の賜物のような値段設定はオートウェイでしかなし得ない最強すぎるコストパフォーマンスと言わざるを得ない。
MINERVAユーザーの新井大輝が本気インプレ!厳しいワインディングでも感じたタイヤの進化
実際に12年前から幾度となくMINERVAを使っている私にとっては性能面ではすでに乗らずとも心配事がないことはわかっているので、さらに今回は細部まで掘り下げてマニアックな視点になってしまうかもしれないが評価していくとしよう。
今回はいつも通どおりに街中のインプレッションから始めるために“信号待ち”や“渋滞”が発生する坂戸市内を走行し、タイヤが路面から受ける走行音やハンドリングの滑らかさを体験した。
タイヤの走行音はスピードにより周波数が変化するものなので、今度は実際に高速道路を走行し幅広い速度レンジで試してみた。
実際にインターチェンジを抜けて時速60km、70km、80kmと加速していく。今までのMINERVAであれば時速80kmあたりで耳をすませばタイヤからの走行音が微かに聞こえていたのだが今は全く聞くこえない。強いていうならロータリーE Vのエンジン音のほうがより一層響いていた。
花園インターチェンジで高速を降りて我々はイニシャルDの聖地、定峰峠へ向かった。
道中は中高速メインの幅広い気持ちのいいワイディングが続きSUVタイヤであることを感じさせない。ふと気づいたらただ楽しく運転していた。
そして定峰峠に着くとワインディングはまったく違った毛色を見せる。道中運転してきた高速で気持ちの良いワインディングとは打って変わり、低速がメインの狭く曲がりくねった道はラリーのステージを思わせる。ブレーキングやハンドリングももちろん厳しくタイヤに掛かる。
しかしブレーキングやハンドリングが厳しくなるにもかかわらず、タイヤのグリップ性能もさることながら、タイヤが横にヨレる感じもないことには少し驚いた。S U Vのような扁平率が大きいタイヤほどエアボリュームも増える。したがって少し柔らかいフィーリングになってヨレやすい傾向にあるのだが、ヨレが気になることはなかった。ハンドリングも今まで以上に強く入力しているがしっかりと答えてくれているように感じる。
そして定峰峠では苔に覆われたレッカー業者の看板が頻繁に目につく。おそらくイニシャルDが流行る以前から走り屋たちの聖地として有名であったということがすぐに理解することができた。今は昔ほど走る人は少なくなってしまったかもしれないが、こうやって安心してワインディングを流せるのはバランスのいいタイヤならではかもしれない。
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