横浜ゴムは、このほど長距離輸送を行なうトラック・バス用、低燃費オールシーズンタイヤ「BluEarth 722L(ブルーアース・ナナニーニーエル)」を2025年3月より発売すると発表した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真・図/横浜ゴム
BluEarth 722Lの概要
横浜ゴムが今回発売する「BluEarth 722L」は、高速道路などの幹線道路を主体とした長距離輸送のコスト削減に貢献するため、低燃費性能を大幅に進化させながら、背反する耐摩耗性能と耐偏摩耗性能も高次元で両立させたタイヤ。
この開発にあたっては同社のトラック用タイヤ史上最高の低燃費性能を誇る「BluEarth 711L」(2022年4月発売)のトレッドパターンを応用し、コンパウンドには原料を最適配合した低燃費コンパウンドを採用した。
これにより「BluEarth 711L」に迫る低燃費性能を達成。さらに耐摩耗性能、耐偏摩耗性能およびウェット性能については従来品「ZEN 702ZE-i」を上回る性能を実現した。
また、摩耗が進んでもサイプが多く残るトレッドパターンを採用することで、タイヤがすり減ってきてもウェット性能を維持。新品時から摩耗時まで「安全運行」に貢献できるタイヤとなっている。
「BluEarth 722L」の発売サイズは、17.5インチから22.5インチまでの6サイズを予定。価格はオープンプライスとなる。
なお、横浜ゴムは昨年11月からT2が行なっているレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの社会実装を目指した公道実証実験に参画。
この一環として「BluEarth 722L」を装着した実験車両を用い、自動運転トラックに最適なタイヤ検証を行なっている。
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