「こういう冷凍トラックが欲しい!」をことごとく具現化

エルフミオ冷凍バン完成車は、実車展示の『小型車枠サイズ』(冷凍車なので実際は8ナンバーだがサイズ自体は4ナンバー相当)と、パネル展示の『普通車枠サイズ』(同じく1ナンバー相当)を設定する。
『小型車枠サイズ』は、全高2m未満で地下駐車場や荷捌場などにもアクセス可能な機動性を備えたモデル、『普通車枠サイズ』は2トン積エルフ冷凍バン完成車に近い庫内容積を確保するモデルである。
架装物をざっくり説明しよう。断熱ボディは、厚さ75mmの断熱サンドイッチパネルをリア観音ドアおよびサイドスライドドアを含むハコ六面すべてに採用。冷凍機は『小型車枠サイズ』がアンダーマウント型コンデンサ/庫内エバポレータ式、『普通車枠サイズ』がノーズマウント型エバコン一体式を架装する。庫内には、エアリブやステンレス製フロア、LED庫内灯(2個)などのアイテムをあらかじめ艤装して、納車後すぐに使える仕様へ仕立てている。
小型低温冷凍車としてオーソドックスなプロフィールだが、その架装メーカーは、東プレとグループ企業トプレック。断熱バンボディと冷凍機の双方を自社で開発・生産・架装し、小中型冷凍車市場で特に高い支持を集めているメーカーだ。それゆえ完成車を手掛けるのは異例である。
普免で運転できる車格に、燃費とトルクで有利なディーゼルエンジンのAT車、しかも東プレ/トプレック製の上モノというプロフィールは、冷凍車ユーザーにとってかなり魅力的だと思われる。しかも比較的入手のしやすい即戦力タイプの完成車(専門的な表現で言えば営業完成車)としてカタチにするあたり、いすゞのトラック商品づくりのセンスに唸ってしまうのだった。
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