ボルボ製の最初の自動車は1927年発売の「OV4」とされ、来年(2027年)で同社は創立から1世紀となる。乗用車部門(ボルボ・カーズ)を分離し、今は商用車専門のグループとなっているボルボは、100周年を記念する特別仕様のトラックを公開した。
トラックデザインの到達点だという「FH」シリーズのアニバーサリーエディションは、100年におよぶ継続的な改善を反映している。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/AB Volvo
ボルボ、100周年を記念してスペシャルエディションの「FH」
ボルボは直近の大型トラックのアップデートで安全性やパワー、エネルギー効率などを改善したのに続き、同社が2027年で創立から100年となるのに合わせて、「ボルボFH」および「ボルボFH16」シリーズに特別仕様車を設定する。
100周年を記念する特別なトラックは、キャブ内部の快適性と環境を向上するアップグレードとして、シートを新しいツートンカラーのコンセプトのもとに再設計した。ベースはプレミアムレザーで、上半分はグレーのテキスタイルに記念モチーフの刺繍をあしらう。
仕切りなどの細部はタンレザー(なめし皮)となっており、トラックのペイントワークのストライプとも色を合わせている。
デザインディレクターのジョナサン・ディズリー氏は次のようにコメントしている。
「100周年を記念するトラックは、これまでの1世紀の間に私たちが成し遂げたことを祝うための、非常に特別なものです。インテリアはモダンでプレミアムでありつつ、ボルボの歴史へのオマージュとなっています。このデザインは、私たちに受け継がれているスウェーデンの伝統と、連綿と続く革新と進歩によって育まれたプロ意識、そしてお客様の信頼と情熱にインスパイアされたものです」。
イルミネーション付きドアステップとウェルカムライト
特別エディションではドアステップにイルミネーションが付き、コンソールにはLEDストリップが装備され、赤または白のアンビエント照明を利用できる。
もう一つの新しい機能がウェルカムライトで、これはトラックのドアを開けた時に地面に100周年のモチーフを投影するライトとなる。3Dプリントしたスピーカーグリルなどにも同じモチーフが使用されるほか、キャブ内のカーテンには100年の間に登場したボルボの様々なトラックが描かれている。
フロアマットはより厚く豪華になり、独自のブラック/グレーのメランジ(まだら模様)にタンレザーのラベルが付くデザインだ。
同社でプロダクト管理を担当するヤン・ヘルムグレン氏は「特別仕様車はこの1世紀におけるボルボのトラックデザインの到達点です。100年に及ぶ継続的な改善は、安全性、品質、快適性、生産性、燃費効率、低排出という結果に表れています」と話した。
100周年の特別なトラックは、FHエアロ、FH16エアロ、FH、FH16の現行仕様に設定されるほとんどのドライブトレーン/シャシー構成で購入できるそうで、2026年9月より注文を受け付けるという。
ボルボはこれまでも時折FHシリーズの限定モデルを発売しており、例えば、FHの25周年を記念するモデルや、ユーロNCAP特別モデル、世界一周ヨットレースの「ボルボ・オーシャンレース」(現「ジ・オーシャンレース」)限定モデルなどがあった。
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