ずいぶんと昔の話になるが、昭和40年代に「東海道ベルトコンベア構想」なるものがあった。要するに東海道を長大なベルトコンベアで結び、その上に貨物コンテナを載せて搬送するという構想だった。
主な目的は、当時大きな社会問題になりつつあった自動車公害に対処するというものだったが、令和の世に登場した同工異曲の「東海道ベルトコンベア構想」は、主たる狙いはズバリ「2024年問題」の解消だ。極めて壮大な構想だが、果してまたしても夢物語で終わるのか? それとも未来への希望となるのか?
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
画像/国土交通省・CargoSousTerrain・Magway・フルロード編集部