ホンダはビジネスバイクの電動化を進めており、2023年には新車の販売構成比でガソリンエンジン車を逆転。2025年には70%超になると予測する
(表1)一般向けスクーターの出荷実績は年々落ち込み、2014年比で2020年は半減の約9万台。一方でビジネスバイクは健闘しており、構成比でも年々ビジバイが上昇している
(表2)ジャイロキャノピーは前年から150%の大幅増。オートマの比率も7割に迫る。なお現在のビジバイ市場はホンダの独壇場で圧倒的なシェアを獲得している
法人向け販売のジャイロキャノピーeはワイパー付きのスクリーンと大型ルーフを装備。バッテリーなしで71.5万円。予備バッテリー2個付きだと113万円
原付一種・電動バイク助成金の一部。車両価格はバッテリー等のリース費用を足した一例だ。※出典:東京都地球温暖化防止活動推進センター 2021年10月29日現在
(表3)年々オートマビジバイの電動化が進むとホンダは予測・計画している
国内4社の原付1種ガソリンエンジン車で最も安いスズキ・レッツ(16万6100円)。ヤマハは、2018年よりホンダからOEM供給を受けて原1スクーターを販売している
2022年7月まで実証実験が行われるエリア内は特例でノーヘルもOK。一般道では無免許や無謀運転などのマナー違反も目立つが……
ヤマハが量産化を検討している電動のトリタウン。トリシティやナイケンと同様、前2輪が平行して傾き、バンク可能かつ転びにくい。他の3輪タイプが登場するとの噂も
従来のモバイルパワーパックから「モバイルパワーパックe:」に進化。バッテリー容量が1.2倍になり、形状変更で使い勝手も向上した
実証実験の「eやん OSAKA」ではベンリィeを使用。大阪大学にバッテリー交換ステーションを設置する。写真は日本自動車工業会「MOTOINFO」より
ジャイロキャノピーe:の開発責任者の中川英亮氏は、加速力、登坂能力、最高速などEVはエンジンモデルより性能は上と語る。同車には原付一種モデルしかなく、50ccに対してはEVの方が性能が逆転している