日本のミニバンの王座に君臨し続ける「アルファード」の勢いが止まらない。支払いで500万円を超える高額車がなぜここまで売れ続けるのか?更に中古車になってもあまり値が下がらない不思議な現象も起きている・・その人気の真相に迫ってみる
大人気の2.5Lモデルの特別仕様車、SタイプゴールドⅡ。車両本隆格424万円。残価設定プランで購入すれば1クラス下のクラスと同等の支払で購入可能というのがこのクルマのウリだ
前期型にも設定された特別仕様車、S"Aパッケージ”タイプブラック。後期型(現行)と比較して、ブラック基調の外観は若干大人しめ?販社統合によりヴェルファイアからゴールド路線を承継し人気沸騰
人気の2.5L車に搭載される2AR-FE エンジン(182ps/235Nm)。トヨタの同クラスは新型のA25系エンジンへの移行が進んでいるが、登場から6年が経過するアルファードはこのまま突っ走ることになりそうだ
ガソリン車の上位モデルにはV6 3.5Lの2GR-FKSエンジン(301ps/361Nm)を搭載。実は2018年のマイナーチェンジの際に新型エンジンに換装しており、直噴のD4-Sを採用しパワーと経済性を両立させている
アルファードのハイブリッドは伝統的にE-Fourシステムの4輪駆動車のみを設定。2トンを超える車重でWLTC燃費14.8㎞/Lは立派というべきか
ハイブリッド車はE-fourシステムを搭載するため元々の車両価格が高め。そのため流通量も少なく、中古車価格も高い。ただし他のモデルに対し残価率からみた下落率は高めだ
中古車で狙うのであればハイブリッド車ではエグゼクティブラウンジか。775.2万円の新車価格に対して若干とはいえ、安価に入手可能・・かもしれない
Sタイプ ゴールドⅡ専用の内装加飾。 特別仕様車の意匠にユーザーの好みがうまく取り入れられている。ちょっとした変更を重ねることも更なる人気を博する要素になっている
上のインパネ写真でナビ画面がいやに大きく見えたと思ったら、T-Connectの2020年モデルからは10.5インチまで画面が大型化されていた。さらにブルーレイも視聴可能で車内のエンターテイメントも完璧だ
更にリアシート用の画面は13.3インチ!!もはや後方を走るクルマからも視聴可能なくらい大画面化が進んでいる
エグゼクティブラウンジのインパネ。木目調パネルが前面に張り巡らされるだけでなく、内装色とのコーディネートも抜かりが無い
エグゼクティブラウンジの内装。大きなボディにゆったりとしたシートが装備される7人乗りが人気。このエグゼクティブラウンジは後席に余裕を求めるユーザーにうってつけだ
2020年の改良で採用された可倒式ヘッドレスト。後席乗員の視界確保の為のこの装備、名実ともにエグゼクティブ用の車両としてのニーズに対応したもの。その反面現行クラウンのお株を奪い、人気低迷の一因を作ってしまった