3月25日開幕した東京モーターサイクルショーで、カスタムパーツメーカーの「ドレミコレクション」がホンダCB400スーパーフォア(SF)に適合するタイプXキットを発表した
キャブの最終型となるCB400SFのNC39型(1999~2006年)にCBX400FスタイルのタイプXキットを装着したドレミコレクションのデモ車両。X字に交差する集合マフラーも開発中だ
こちらがオリジナルのCBX400F。1981年11月27日に発売されたが、イヤーモデルでは1982年になることから40周年を祝うこともあり、このタイミングでの発表となった
CB400SF。ドレミのNC39向けタイプXキットは、厳密にはタンデム用のグラブバーのないNC39の前中期モデルに無加工で装着できるキットとして開発されている。中古相場は60万円前後
NC42用タイプXキットを装着したCB400SF。こちらは当時カスタムのCBX400Fのイメージを再現。一世を風靡したBEETのテールカウルを模したスタイルだ。2型のカラーリングとしている
CBX400Fの2型は、1982年にCBX400Fが生産終了した後に、人気に押されて1984~1989年に再販されたもの。生産数が1型よりも少なく、程度のいい車両は1000万円の値を付けることもある
現行NC42型CB400SF。2007年にキャブレターからフューエルインジェクションに変更され、2017年に排ガス規制に対応しLEDヘッドライトを装着した。2022年で生産終了となる
中古車の業販は主にオークションで行われているが、主催するオークネット・モーターサイクルのコロナ前後のCB400SFの成約台数比較。平時には3点車はあまり成約されないという
コロナ前後で成約台数は全体で93%に減った一方、成約価格は全体で110%に上昇。新車生産数が制限されている現在、中古車が取り合いとなっている状況が数字に表れている
燃料タンクはNC39、NC42とも共用で製作しており、キャブレター用の燃料コックの穴(車体左側)と燃料ポンプ用の穴(下の部分)を設置している。どちらかを塞いで使用する
ドレミコレクション代表取締役の武浩氏。Z1パーツの開発・販売から外装キットの開発・販売へ乗り出し、ゼファー用のFX外装キットは現在でも堅調な販売を記録するヒット商品となった