アウトランダーPHEVも今秋に値上げが予定されている。EV、PHEV、HVはガソリン車以上に原材料高の影響を受けやすいことが考えられるため、今後、他メーカーのEV、PHEV、HVも値上げが実施される恐れも……
ミラージュGは8月1日に価格改定。原材料価格高騰、輸送コストの上昇に伴い158万4000円から161万7000円へ。 2%の値上げとなった
CX-30は一部改良に伴い、約3%値上げされて245万8500円~391万5980円に
MAZDA3は一部改良に伴い、228万8000円~384万2280円に
フォレスターは、最上級モデルSTIスポーツ(363万円)を追加するとともに、8月25日より既存4モデルを一律5万5000円することを発表。画像はSTIスポーツ
フォレスターの最廉価グレードであるツーリングは299万2000円となる
日産はEV車「リーフ」の9月23日から受注を一時停止。原材料価格の高騰がその理由だ。現状では、370万9200円~480万5900円という価格レンジ。画像はe+ G
原油価格は安定しているが、日本においては円安によるエネルギーコストの増加が製造業に大きなダメージを与えている
半導体の不足はスマホなどに使用されるハイスペックなものに限らない。クルマの随所にはロースペックな、いわゆる「ロジック半導体」と呼ばれるタイプのものが搭載されるが、その供給も足りていない
自動車排ガス浄化触媒に使用されるパラジウムやプラチナはロシアが圧倒的な輸出量を誇る。その流通は今もスムーズではなく、7月から大幅に上昇している
ローンを組む時に悩むのが固定と変動の選択。日銀総裁の黒田氏が任期満了となる来年春以降、金融政策が大きく転換される可能性があるが、まだしばらくは変動のほうが無難だと筆者は考える
米国、欧州、イギリスはインフレ率が高く、利上げを進めている。一方で日本は、国内景気をさらに冷え込ませないよう利上げを控えている。「金利の高い国にお金は流れる」のが世界経済の原理だとすれば、この状況下で円が買われることはなく、円高傾向に振れることもないだろう