ワンタッチウインカーを装備していると、レバーを軽く操作することで3回~5回だけ点滅させることができ、この場合手動で戻す必要がなく、戻し忘れを防止できる。欧州で採用が始まり、近年は軽自動車を含めた国産車でも採用が進んでいる(写真AC_かずなり777)
ワンタッチウインカーは、ウインカー点滅が僅か3回~5回なので危険だという意見もあり、合図不履行違反となる可能性もある(PHOTO:写真AC_うさみのん)
トヨタはこれまで、ワンタッチウインカーの採用に慎重な姿勢をみせていたが、ヤリスで初めて採用。ヤリスの点滅回数は5回で、標準的な3回よりも多く、おそらく法令違反を回避するために増やしたものと考えられる(PHOTO:AdobeStock_Tobias Arhelger)
ワンタッチウインカーにはキャンセル機能がなく、一度作動させてしまうと、設定された時間内は点滅を続ける。後続車や法令遵守のために7~8回程度点滅させるとなると、「一度ワンタッチウインカーを作動させたけれど、やはり車線変更をやめた」という状況でもウインカーは点滅を続け、後続車を混乱させてしまいかねない(PHOTO:写真AC_うさみのん)
点滅回数を増やすためには、ワンタッチウインカーに新たにキャンセル機能を追加しなければならないが、それでは通常のウインカーと変わらず、本末転倒だ。そのため、メーカーは、利便性や安全性、コストなど総合的に判断して、3~5回の点滅回数が適切と判断しているのだろう(PHOTO:写真AC_みゃ~くん)