事故発生リスクは救急車の出動10万件に対して13.9件(割合は約0.01%)と低いものの、3年間で1人の死亡者を含む130人の負傷者が発生している(PHOTO:写真AC_らびっこ)
救急車の後部処置室に乗っていて(事故によって)負傷した人のうち、実に89.1%が、シートベルト未着用だったそう(PHOTO:Adobe Stock_Caito)
患者さんや同乗者にはシートベルト着用を促すケースが多いものの、救急隊員のシートベルト着用率は高くない(PHOTO:写真AC_うさみのん)
ただ、救急車の事故に対して、安全運転研修の実施や、事故発生に関するデータ分析、事故に繋がりやすい狭あい地(道幅が細くて険しい地域)の調査や運転適性診断の実施、ヒヤリハットの周知などといった取り組みを行っている消防本部も多い(PHOTO:写真AC_craftbeermania)
運転支援装置が搭載されている救急車も徐々に増えているようだ。車線逸脱警報装置や被害軽減ブレーキ、車間距離制御装置やペダル踏み間違い時加速抑制装置、全方位モニターやコーナーセンサーなどを搭載していると回答した消防本部もあった(PHOTO:写真AC_Green Planet)
救急隊員が負傷してしまったら、搬送中の患者さんの処置に支障があるほか、ほかの救急搬送にも支障が生じてしまう。負傷リスクを下げるためにも、搬送中のシートベルト着用に関するガイドラインの作成やトレーニングを(PHOTO:Adobe Stock_jaraku)