■経験者ならではの「内情チラリ」も!? 筆者による「機動隊解説」
マルキ(機動隊)行き①…警察学校を卒業してから一定の月日が経過した、ほどよい若者たちは必ず行かされる。主として国が定めた重要防護対象(略して重防。官庁街、大臣邸、民間施設等)のガードマン勤務となる。また、デモ警備時はデモ隊と一緒に歩く(背景はtaka@Adobestock 以下同じ)
マルキ(機動隊)行き②…仕事であちこち行けることが多い。都内の他、サミットが地方都市で開催されると、隊によってはその都市へ派遣される。いっぽうで、公休日が警備でドタキャンになる場合が多い。もちろん後日、そのぶんの代休はくれるが、いきなりの2連休だったりでメチャクチャ。
機動隊内の小隊・分隊紹介① 「レスキュー小隊」…正式名称は「警視庁機動救助隊」。しかしその実力は、なんちゃって消防特救隊員。それなりの技術と体力が必要だった
機動隊内の小隊・分隊紹介② 「爆発物処理班」…「ばくしょり」と呼ばれていた。文字通り不審物件(爆弾の可能性があるものなど)を処理する専門小隊。実際は万年出番なし
機動隊内の小隊・分隊紹介③ 「武道小隊」…通称、武小。柔剣道の猛者揃いの小隊。機動隊対抗試合の代表選手が揃っている。柔剣道の先生を目指す場合、第一歩はここから。年中、稽古ばっかりのため、意に沿わず武小入りしてしまった新隊員のうち何割かは辞めていった
機動隊内の小隊・分隊紹介④ 「専門アスリート小隊」…ラグビー、サッカー、レスリング、ボート、野球など、いろいろなスポーツ小隊があった。それだけマルキは暇ってこと
マルキ(機動隊)行き③…基本、自主的に昇任試験勉強をしていれば好感度が高い。また悪さをしなければ、着隊順に白バイや捜査、外国語等の各種講習に行かせてくれる
天国のように楽しい瞬間もあれば、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともある!? 白バイ隊員たちの悲喜交々、とほほな毎日を綴った『白バイ隊員 交通取り締まり とほほ日記』は講談社ビーシーより好評発売中です!