■ベース車となったモデルとも比較 夢破れたスバル車たちを見る
スバル インプレッサ カサブランカ(1998年)…インプレッサスポーツワゴンの特別仕様車として誕生。前年の東京モーターショーで参考出品されて好評を博しました
インプレッサ カサブランカのベース車となった「C’z」。フロント、リアまわりはもちろん、ホイールやシートまで専用のものに変えられました
スバル 3代目レガシィ ブリッツェン(2000~2003年)…フロントバンパーやリアバンパー、リアスポイラーが通常版のレガシィとは異なっています。ライト形状などは通常のレガシィと変わらないので、ぱっと見で区別するのはちょっと難しかったかもしれません。
アルミホイールもブリッツェン専用にデザインされたもの。足元も抜かりなくオシャレなんです。ブリッツェン専用色である『プレミアムレッド』は鮮やか。発色を良くするために通常より一層多く塗られています。ブリッツェンシリーズは好評だったのでしょう。次の4代目にも設定されました
2001年にはワゴンバージョンの「BLITZEN 2001 MODEL」も登場しています
スバル ヴィヴィオ ビストロ(1995~1998年)…大型のグリル、ミラー類などメッキパーツを多用したレトロな雰囲気が大ヒットし、一大ムーブメントに。レトロブームに火をつけたのはスバルのヴィヴィオ ビストロですが、ダイハツはミラやアトレー、オプティなどさまざまな車種でクラシックタイプを発表し、話題を集めました
ベース車となった「ヴィヴィオ」。スバルはヴィヴィオによってこれまでの軽自動車のあり方にとらわれることのない「ドライバーズ・ミニセダン」という発想を提案しました
スバル インプレッサ グラベルEX(1995~1996年)…見た目のわりにスポーティな走りができる、というギャップに魅力を感じた人は少なかった模様。また、これ見よがしに付いたスペアタイヤがいちいち邪魔というのも難点でした
当時はまだ「クロスオーバー車」という概念が一般的でなかったからか、インプレッサ グラベルEXはほとんど売れませんでした
ベースとなった初代インプレッサ スポーツワゴンWRX
スバル ヴィヴィオ ビストロ(1995~1998年)…大型のグリル、ミラー類などメッキパーツを多用したレトロな雰囲気が大ヒットし、一大ムーブメントに。レトロブームに火をつけたのはスバルのヴィヴィオ ビストロですが、ダイハツはミラやアトレー、オプティなどさまざまな車種でクラシックタイプを発表し、話題を集めました