教習所では10時10分とは習ったものの、実際はなんとなくしっくりこない……という人も多いはず。実際、肩に力が入って肩がこるなんて声も
9時15分は押す側の腕は疲れにくいが、引く側の腕は少し窮屈な動きになって腕が疲れる感覚が強い
10時10分の位置でハンドルを握ると、窮屈さを感じることなく引く側の腕を動かせる
ステアリングホイールの中に親指を入れずに外周部を手のひらで包むようにしてハンドルを握る。するとどちらの方向にもハンドルを回しやすくなる
ステアリングホイールの中に親指を入れてしまうと、とっさのときにスポークが親指に当たって、緊急回避時などに素早くハンドルが回せなくなる
力を入れすぎると肘など、ハンドル操作に使用する体の部位が硬直して、とっさのときにスムーズにハンドルを操作できなくなる
重ステが大部分だった時代には、逆手(内掛け)ハンドルをするドライバーも多かった。逆手で回すほうが力を入れやすかったというのがその理由。ただし、この握り方は緊急対処ができないため危険
ハンドルは両手で握る。特に、高速道路や長時間ドライブになるとつい片手を離しがちだが、飛び出しなどの緊急回避が必要なときに対処ができなくなる
非対称に握るのもお薦めできない。押す側はスムーズだが、引く側は非常に窮屈になってスムーズなハンドル操作ができなくなる