ホンダ シビックRS。2024年の東京オートサロンで話題となったが、今回いよいよプロトタイプに試乗
ホンダ シビックRS。ルーフのアンテナやエキパイ出口をブラックアウト。車体色は全5色
アルミホイールやドアミラーも黒で統一
今回は松田秀士氏が試乗。「デキのいいMTは最高だね!」とご満悦
MTのシフトはストロークと重さがちょうどよく、シフトアップ&ダウンが楽しい
エンジンは現行のガソリンモデルと共通の1.5L直4ターボ。出力は非公表ながら北米シビックのSiのスペックから203psと予想
RSではステアリングの縫い糸が赤に、エアコン吹き出しパネルにも赤い縁取りが付く
シートはブラックに赤いステッチが入る。合皮とスエードの組み合わせでホールド性も上々だ
タイプRのような突き上げがなく、リアシートに同乗者がいても快適なドライブが楽しめそう
足回りではダンパーとスタビライザーの剛性を高めてロール剛性を11%高めた。フロントロアアームのコンプライアンスブッシュを液封式からソリッドラバーに置き換えたことで、ダイレクト感アップに貢献している。車高は5mmダウン
フロントブレーキのローター径を15インチから16インチに大径化した結果、熱容量が14%高められ、スポーツ走行時のキャパシティが高められた。結果的にローターを押さえるブレーキパッド側も面積と熱容量が17%アップしている
従来のMTモデルでは「ECON」と「NORMAL」だったドライブモードに、「SPORT」と「Individual」が追加された。後者を選ぶと、エンジンとステアリング特性、メーター表示モードを自分の好みに設定することができる
エンジンのフライホイールをシングルマスの軽量タイプに変更。重量で23%、慣性モーメントで30%の削減に成功した。これによりエンジンの吹け上がりや回転落ちのレスポンスが鋭くなり、より気持ちいいシフトワークが可能となった
タイプRが採用していたエンジン回転数のシンクロ制御をRSにも採用。高度なヒール&トゥを駆使しなくても、スムーズなシフトダウンが可能となった。フライホイールの軽量化と合わせて、スポーツドライビングに絶大な効果を生み出す
ステアリングコラムと下部のギア部分を結ぶステアリングギアボックスのトーションバーのレート(ねじれ係数)を60%高めた。これにより操舵のダイレクト感が増し、タイヤの接地感をよりリニアに感じ取ることが可能になった
RS追加と同時にホンダ シビックがマイナーチェンジ。フロントマスクは「おでこ」感があったボンネット前端がよりシャープで突進感のある造形に変更された
RSの登場によってMTをRSに一本化。ハイブリッドモデルのe:HEVはベースグレードの「LX」と、パノラミックサンルーフを備えた「EX」に分岐
ディスプレイオーディオにGoogleを搭載。音声によるナビ設定や音楽再生などが可能になった
e:HEVモデルでは新たにグレー内装が選択可能になった
e:HEVモデルには新デザインのホイールが採用された