4A-GEがGRヘリテージパーツで復刻!
そして現代の86/BRZのムーブを作った先祖であるAE86オーナーにも朗報がある。それは搭載されているエンジン、4A-GEエンジン用のシリンダーヘッドSUB-ASSYとシリンダーブロックSUB-ASSYのGRヘリテージパーツとして復刻が決定したのだ。今回のイベントで先行予約を開始していた。どちらも単純に当時のパーツを復刻するだけでなく、実際のユーザーのニーズに合わせた作り込みと、現代の技術でのバージョンアップが施されているのだ。
まずシリンダーヘッドSUB-ASSYに関してだ。コチラはAE86に搭載されていた4A-GEベースではなく、ユーザーからの要望が多かったAE92の4A-GEをベースとしている。バルブシートの材料が高剛性かつ耐摩耗性に優れたものへと変更になっている。
また、吸気ポートも形状が変更されており、当時のスワール燃焼から、吸気で縦方向の渦に描くタンブル燃焼の形状になっている。これにより吸気速度が速くなりより燃焼効率が高まるような変更がされている。
さらに現代の製造技術として塗型(とがた)処理がされており、より表面が綺麗な吸気ポートとなっている。もちろん、更なる性能を求めるユーザーはポート研磨などを行うと思うが、現代の製造技術を使ったファインチューンが施された4A-GEヘッドになっているとも言えるだろう。その他にも燃焼室の肉を増し強度を現代の基準としている。
シリンダーブロックSUB-ASSYはAE86用をベースにしているが、今回ベースとしたAE92ヘッドともマッチするように、若干形状を変更しているほか、ブロックとクランクキャップの材料も変更。ブロックのリブも増やされAE92後期に近い形状となっている。
なお、この令和の4A-GEはAE86だけでなく、AE92やAW11といったエンジンを横置きで搭載する車種にも搭載できるように横置き接地用のボスとリブが追加されている。AE86ユーザーだけでなく、4A-GEエンジン搭載ユーザーにとってこのヘリテージパーツの登場は朗報と言えるだろう。
気になる価格はどちらも69万3000円(税込)の予定だ。初期生産分は300台となっている。なお価格は、今後の需要次第で変更する可能性があるとのこと。このように表現すると「え、値段が上がるってこと?」と思うかもしれないが、取材時には「価格が下がる方向にしたい…」との返答を頂いた。この新たなGRヘリテージパーツがヒットすれば提供価格も下がって、多くの人がハッピーになるはずだ。
もしかするとこのヘリテージパーツの4A-GEの反響次第では、他のエンジンのブロックやヘッドGRヘリテージパーツ化もあるかもしれない。今後の売れ具合にも注目のパーツと言える。


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