電動モビリティベースユニット「MITRA コンセプト」【参考展示】
最後に、これまでのスズキが手掛けてきた電動車椅子の開発・製造によって培われてきた知見によって、生まれた「MITRAコンセプト」を紹介したい。
電動車椅子の車体をロボットの足(台車)として活用し、段差や凸凹のある路面でも走ることが可能で、パートナーとなる企業様が自律走行やAI などの技術を組み合わせることで、物流や農業、土木建設など、様々な分野で使うことができるという。
ブースでは、「MITRA コンセプト」のほか、LOMBY株式会社の自動配送ロボット「LM-A」や株式会社HBAの「屋外巡視点検ロボット」、オムロン株式会社の「作物育成モニタリングシステム」を展示。
軽自動車並みの小型電動車両を使ったオンデマンド都市交通システム【参考展示】
スズキは、軽自動車並みの小型電動車両を専用レーンで隊列自動運転させる、オンデマンドの都市交通システムを開発している「Glydways」と協業。
インフラ整備や運用コスト、車両台数を抑えながら必要な時に必要な台数だけ配車することが可能な、効率的で利便性の高い新しい交通システムによって、世界中の都市の交通問題の解決を目指している。
Glydwaysで使用する「Glydcar」は、全長4100×全幅1460×全高2220mmと、フリードをひと回り大きくしたサイズ感。最大乗車重量573㎏で、大人2人+子供3人+荷物のほか、クルマ椅子やMTBなども積載できる。ブースでは「Glydcar」の実車や想定される走行シーンなどをパネル展示。
ちなみに日本で走行している地域の小型コミュニティバスは全長6990mm、全幅2080mm、定員35名(座席11名、立席24名、クルマ椅子1台固定)なので、さらに小さい小型バスとなる。Glydcarが地方の過疎地域の足として活躍できる日も近い。


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