2025年10月29日、東京ビッグサイトで「ジャパンモビリティショー2025」プレスデーが開催された。各メーカー自慢のコンセプトカーが並ぶなか、「対向車がハイビームにしていても眩しくないLEDライト作りました!」という大変ユーザーに寄り添う製品を出展したブースを紹介したい。その名も自動車用ヘッドライトのリーディングカンパニー、小糸製作所。以下、出展内容をお伝えします。
文、写真:ベストカーWeb編集部、画像:小糸製作所
【画像ギャラリー】「対向車のLEDライトが眩しい」という記事ネタにトドメを刺す小糸製作所の技術(6枚)画像ギャラリー「年に一度はバズる【LEDが眩しい】記事へのアンサー」
「年に一度はYahoo!ニュースで【対向車のLEDライトが眩しい】というニュースがバズります。わたしたちはそれを防ぐ技術を持っているんです!! 自動車メーカーの皆さん、ぜひ採用してください!!!」
そう訴えるのは、ジャパンモビリティショー2025(@東京ビッグサイト)西ホール3に出展する小糸製作所の説明員。
今回小糸製作所が持ち込んだ数ある技術のなかのひとつ「高精細ADB(Adaptive Driving Beam)」がそれだ。
高精細ADBとは16,000分割のLEDを個別に制御することで、従来のADB(12分割)に比べ、対向車や前走車に対するハイビームの消灯範囲を最小にし、ドライバーの夜間走行時の視界を最大化する技術。
ざっくり言うと、自動車のヘッドライトの光源をめちゃくちゃ細かく分割・個別制御して、「照らすところ」と「照らさないところ」をコントロールできるようにした技術。車載ADASのカメラから得た情報で、対向車を感知したら「対向車のあたりは暗く、それ以外は明るく照らす」をリアルタイムで反映する。
ジャパンモビリティショーのブースでは実際にコントロールされた光を見ることが出来たが、なるほどこれなら眩しくなさそう!! 全自動車メーカーが採用すれば、もう二度と「LEDライトが眩しいんだけど!」系の記事がバズることはなくなるはず。
定番記事のネタがひとつ減ることになるのはすこし寂しいが、事故防止にも、快適性にも資するとても前向きな技術向上。ぜひとも多くの自動車メーカーが、新型車に採用してほしいです。小糸製作所、やるな!!








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コメントの使い方ダイハツの軽のロービームの射角を少し下げればいいだけでは?