トヨタが突如としてランドクルーザーのBEVのコンセプトモデルを発表した。その名も「ランドクルーザーSe」。ランドクルーザーがBEVになるというのはなんとなく分かっていた話だが、なんかイメージがランクルぽくないぞ。これっていったいどういうことなのよ?
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
■BEVはアーバンSUVという認識か?
ベストカーでは北米向けの「bZ5X」として予測していたモデルだが、予想CGほぼそのままに「ランドクルーザーSe」として公開された。
ランドクルーザーSeについて公開されている主なスペックはボディサイズのみ。全長5150/全幅1990/全高1705mmという堂々たる体躯だが、全長4950~4985/全幅1980~1990/全高1925mmのランクル300と比べると圧倒的に全高が低い。
またラダーフレームではなく、モノコック構造ということも明らかになっており、ランドクルーザーの方程式からすると少し異質な存在になりそうだ。またコンセプトモデルを見る限りかなり低扁平タイヤをはいており、トレッド面などもオンロード志向が強そうだ。
つまり次期型のランドクルーザーというよりは、ランドクルーザー300、ランドクルーザー250、ランドクルーザー70というランクルファミリーに新たに加わる第4の選択肢と考えるのが自然かもしれない。
ただ3列7人乗りも存在すると明記があるから、もしかするとあのモデルの後継車種か?
■ランクル250を「プラド後継」とは言わなかったトヨタ
ランドクルーザー250が発表された際に、トヨタは「ランドクルーザープラドの直接的な後継モデルではない」と公式な見解を出している。テーマは「原点回帰」ということで、ランクル250とランクル70にはランドクルーザーの立ち位置を補正する役目があるからだ。
しかしランクルプラドはトヨタにとっても長く売れ続けるドル箱車種であり、プラドという存在をバサッと断ち切るトヨタの戦略に少し疑問を持った人もいたのではないだろうか。
これは希望的観測に過ぎないが、もしかすると今回のランクルSeがプラドの後継車種となるかもしれない。コンセプトモデルの完成度や現実的な造形を見ても、そう遠くない将来に追加される可能性も高い。
PHEVやハイブリッドなどの横展開も期待できるだけに、ランドクルーザーSeをジャパンモビリティショーでぜひ目に焼き付けよう!!
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