■ドライバーを大きく包み込むディープホールド、レース由来の設計思想がマシンとの一体感を増強する/BRIDE ZIEG IV
公道最速レース「MFG」では、ミリ単位のマシンコントロールでサイド・バイ・サイドの波状攻撃バトルを繰り返す。刻々と変化する縦・横のGの影響を受けることなく、クレバーな操作に徹するために欠かせないのが、シートの強度とホールド力だ。
ブリッドにおけるフルバケットシートの主力モデルの一つである「ZIEG」(ジーグ)シリーズ。ZIEGⅣは、ローポジションとディープホールドを極めた最新モデルだ。シェルの設計にはモータースポーツシーンからのフィードバックが活かされている。
ショルダー部の張り出しが大きくデザインされ、見るからにドライバーを包み込んでくれそうな形状が特徴。卵形にラウンドしたバックシェルは人間工学的見地に基づいたデザインで、脊柱の湾曲にフィットするカーブがこれまでにないホールド性をもたらしてくれる。後傾ポジションによりアイポイントも低くなるためマシンとの一体感をより一層、感じることができる。
マテリアルでは補強材の配置の最適化により、捻れ方向・曲げ方向ともに剛性を上げつつ重量増を抑えている。またシートとレールの一体開発体制が生むブリッド独自の「ローマックスシステム」採用。ステアリングセンターとシートのセンターを正しい位置関係とすることで、良好な操作性を獲得している。
メイド・イン・ジャパンにこだわり続けるブリッド。ZIEGⅣは、まさに職人のこだわりの結晶だ。
■過酷な耐久レースでも高い保護性能を実証! GR86本来のエンジン性能を、護りながら解き放つ/FUCHS TITAN GT1 FLEX 5 SAE 0W-20
エンジンが常に高負荷にさらされる「MFG」の高速サーキットラウンド。スプリントレースならばまだしも、エンジンをただ酷使するだけでは重篤なトラブルを引き起こす。ここでも高度なマネジメントが必要なのだ。
フックスは、ドイツを本拠とする総合オイルメーカー。欧州自動車メーカー純正採用の実績も豊富で、現地のモータースポーツでも高いシェアを誇る由緒正しきブランドだ。
「TITAN(タイタン) GT1 FLEX 5 SAE 0W-20」は、低フリクションに寄与する0W‐20という番手でありながら、独自の最新技術XTLテクノロジーベースオイルを採用し、厳しい条件下でも油膜をしっかりと保持し、金属同士の摩擦からくるダメージを最小限に留めてくれる。
スーパー耐久シリーズ2022において最も長丁場である第5戦もてぎ大会。暑さのまだ残る9月に120周・5時間を戦い抜くというマシンの真価が問われるラウンドだ。そのレースにおいて、フックスがサポートするシェイドレーシングGR86は、常勝マシンを抑え込みST- 4クラス優勝を遂げた。耐久レースならではの高い温度域での性能保持にも秀でることが実証された。
スポーツ走行時のみならず、冬期などでのコールドスタート性能、省燃費性能、オイル消費量低減なども実現している。時代にミートした条件をクリアするパフォーマンスを備えるのがフックスの「TITAN GT1 FLEX 5 SAE 0W-20」エンジンオイルなのだ。
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コメント
コメントの使い方さすがは織戸さん。間違いのないチョイス。
抜群の美しさと性能のSARDウイング&TE37を筆頭に、小倉クラッチ、μブレーキシステム、柿本マフラーなど若者にとってはやりたかったけれど中々全部は揃え切れない、憧れのいいとこ取り。
タイヤはスペック高いので即サーキットで使い込んで、次はタイム削る用にするか日常用にマイルドにするかどちらも楽しいと思います。