ゴールデンウィークでお金使っちゃったのに、ポストに自動車税の納付書が(泣)。これって支払い期限はいつなのだろう。そのまま放っておいたらどうなるの?
文/ベストカーWeb編集部、写真/Adobestock、ベストカーWeb編集部
■2024年の支払期限は金曜日!
ゴールデンウィークが終わった。クルマユーザーにとってこの時期の憂鬱のタネが自動車税(2019年以降の正式名称は「自動車税種別割」)の支払い。連休にいろいろとお金がかかったのに、とんだ追い打ちだ。
まあ嘆いていても税金は支払わねばならんし、放っておけば厄介が増える。というわけで自動車税の納付期限だが、5月31日までに支払うことが原則。2024年の5月31日は金曜日だが、のんびりしているとすぐ期限が来るので早めの対応をオススメする。
お金のやりくりが大変だが、納付期限までならほとんどの自治体でコンビニやクレジットカードでの支払いを受け付けてくれるのはありがたい。特にクレジットカードならポイントが貯まるうえ支払いが6月に延ばせるので、「夏のボーナスで穴埋めしよう」という対応も可能だろう。
■安い自動車税ほど延滞期間が延びる?
さて、そんな対策もむなしく、期限までに自動車税を支払わなかったらどうなるのか。
幸いにも、「納付期限を1秒でも過ぎたらすぐさまペナルティ」というわけではない。まずは6月20日前後に督促状が届くはずだ。支払期限を過ぎると延滞金が発生するのだが、その徴収も督促状が届く程度の日数では行われず、1000円を過ぎた段階で支払い義務が発生する。
ではその延滞金はどうやって計算するのか。この計算式は最初の1か月とそれ以降で異なる。以下の通りだ。
・最初の1カ月の延滞金額=税額×納期限翌日から納付日までの日数×2.4%÷365日
・2カ月目以降の延滞金額=税額×納期限翌日の2ヵ月目から納付日までの日数×8.7%÷365日
たとえば1.5Lの自動車(自動車税3万500円)を30日延滞した場合は、30500×30×0.024÷365で約60円の延滞金が生じる。さらに90日払わなければ30500×90×0,087÷365で654円が延滞金になるという具合だ。
勘のいい人ならお気づきと思うが、計算式には自動車税額が含まれており、この自動車税は排気量が小さいほど(※500cc刻みだが)安い。意地の悪い言い方をすれば、排気量の小さいクルマほど延滞金が1000円に届きにくいので、支払い義務の発生までに猶予ができるということになる。
とはいえ、自動車税を先延ばししてもあまりいいことはない。納付書の取扱期限が切れるとコンビニやクレジットカード払いができなくなるし、車検が迫っていても車検が受けられない。さらに滞納を続けていれば財産の差し押さえもあり得るのだ。ここはガマンのしどころ。支払うとしよう(泣)。
【画像ギャラリー】仕方ないから自動車税は早めに払おう(泣)(3枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方