ホンダのインド法人、ホンダ・カーズ・インディア・リミテッドは、コンパクトセダン、3世代目となる新型アメイズのエクステリアとインテリアのスケッチを公開した。ほぼ同じタイミングでスズキもコンパクトセダン、ディザイアを発表し、熾烈な販売競争の幕開けを感じさせる。さて、ここではホンダアメイズについて紹介していきたい。ヴェゼル顔のセダンという感じでカッコいい!
文:ベストカーWeb/写真:ホンダ、スズキ、ベストカーWeb編集部
■これまでで一番カッコいいホンダアメイズ
ホンダ・カーズ・インディア・リミテッドが2024年11月11日に発表したのは新型アメイズのエクステリア、インテリアのデザインスケッチ。3世代目となる新型アメイズは小さい高級車と言っても差し支えないほど豪華に感じる。
最大のライバル、スズキディザイアも先代までスイフト顔のセダンだったが新型はオールニューのまったく新しい高級感のあるデザインに刷新している。正式発表は2024年12月4日を予定している。
フロントマスクはヴェゼルやWR-Vに似た精悍な印象で、ヘッドライトからリアコンビランプまで伸びる滑らかなラインは力強くスポーティ。先代は寸詰まり感が凄かったのだが、新型アメイズはかなりカッコいい。
ボディサイズは明らかにされていないが、現行アメイズが全長3995×全幅1695×全高×1498mm、ライバルのスズキディザイアが全長3995×全幅1735×全高1525mmということを考えると新型アメイズもほぼ同サイズになるだろうと推測されるが、デザインスケッチを見るかぎり、このサイズには収まりそうもない感じ。実車になると現行の2代目アメイズのサイズになり寸詰まり感が出てくるのだろうか。
■インテリアもシビックやWR-Vを感じさせる高級志向に
公開されたインテリアスケッチは、シビックやWR-Vなどと同様の水平基調。エアコン吹き出し口も横一直線でフローティングタイプのディスプレイを採用。CVTのシフトレバーはオーソドックスなストレート式で、CVTはオプション、MTは標準となる。
パワートレーンは現行アメイズに搭載されている1.2Li-VTECガソリンNAエンジン(90ps/110Nm)を踏襲すると思われる。
スズキのディザイア然り、このアメイズ然り、なんとも懐かしいニオイを感じる。しかも全長3995mm、全幅1695mmといったら日本の5ナンバーサイズセダンじゃないか。故三本御大(三本和彦さん)がご存命ならば泣いて喜びそう。
でも、かつて日本で売られていたフィットアリア、トヨタプラッツ、日産ラティオなど、いわゆる新興国向けセダンは、ハッチバックを無理やり小さいトランクを付けたような感じで寸詰まり感たっぷりでカッコ悪かった。室内も安っぽくこれじゃあ売れるわけがない。
5ナンバーセダンは、ブルーバードシルフィもなくなり、クラウン顔のプレミオ/アリオンもなくなり、今じゃカローラアクシオが細々と継続生産されているだけだから日本のコンパクトセダンほぼ壊滅状況だ。いまでもグレイスやプレミオ/アリオンの中古車が高値となっているのは一定数の需要がある証だろう。
どうか、ホンダのアメイズ、スズキのディザイア、日本でも売ってくれませんか? 50代以上のオヤジは、やっぱりハッチバックじゃ気が引けるというかちょっぴり恥ずかしく、フォーマルな場にも合うのでトランクありの4ドアセダンのほうがいいと思う人もいまだに多いのでは……。
昔ほどインド生産のネガティブなところはなくなってきていると思うので日本導入をぜひお願いします!
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コメント
コメントの使い方ヴェゼルはMCで少し良くなったものの前期型の顔は酷いし、コンセプトと言えどこっちの方がずっとデザインとして破綻ないですね。
ホンダはシンプル路線に切り替えましたが、それは一層細かな位置やバランスで崩れてしまう高難易度の境地。難しい道だからこそ応援してますが、同志はどのくらい居るのかをポチで