新型ヤリスに早くもSUV仕様現る!? ヤリスクロスの正体とは
タイでもヤリスが販売されているが、こちらは日本仕様のヴィッツとは異なり、新興国向けのモデルだ。プラットフォームこそ共通だが、同じく新興国向けのコンパクトセダン「ヴィオス」をベースとしている。
先代モデルは、日本でベルタの名で販売されていたといえば、イメージし易いかもしれない。ボディサイズは、現行型ヴィッツと比較して、一回り大きいものとなっている。
2019年11月に改良が施され、新規エンジンの追加と環境性能の向上が図られたのだが、同時に、「ヤリスクロス」と呼ぶ仕様が登場した。ヤリスのクロスオーバー仕様で、ちょっとワイルドかつスポーティなスタイルに仕上げられている。
エクステリアの特徴は、フィルムコーティングによるブラックルーフ、前後及び側面のスカート、フェンダーモール、専用デザインの16インチアルミホイール、30mm車高を高めるスプリングとダンパーセットなどが組み合わされる。
実は、ヤリスクロスは、派生モデルではないそうで、タイ専用のパッケージオプションなのだ。ヤリスに用意される3つのグレード全てに、3万5000バーツ=日本円で12万6700円のオプションなのだ。
タイトヨタによると、ユニークかつスタイリッシュなデザイン、そしてスポーティなパフォーマンスを好む顧客を狙い投入したとのこと。
日本同様に、タイでもクロスオーバーモデルの人気は高く、C-HRの販売が好調だという。その魅力をより手軽に提供しようということのようだ。
ちなみに、タイ仕様のヤリスの価格帯は、53万9000~63万9000バーツ。日本円で195万1180~234万9380円となっている。
ローカルモデルといえども、カローラアルティス GRスポーツは、スポーツセダンとしてカローラ復権の夢を見せてくれた。
そして、ヤリスクロスには、ヤリスの新たな可能性を見いだせたのは、面白い体験だった。特に、GRスポーツの今後の展開が気になるところだが、やはりトヨタから回答を得ることは出来なかった。
しかし、日本や欧州で、投入されるであろうカローラ GRスポーツは、アルティスとは内容が異なるものになることだけは確かのようだ。
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