新型カローラアルティス GR&ヤリスクロス発表!! タイ製新SUV&スポーツ日本導入を熱望!!

新型ヤリスに早くもSUV仕様現る!? ヤリスクロスの正体とは

同じくバンコクで出展されたヤリスクロス。こちらも国内のヤリスとは異なり、海外向けのヴィオスをベースに仕立てたクロスオーバーとなる

 タイでもヤリスが販売されているが、こちらは日本仕様のヴィッツとは異なり、新興国向けのモデルだ。プラットフォームこそ共通だが、同じく新興国向けのコンパクトセダン「ヴィオス」をベースとしている。

 先代モデルは、日本でベルタの名で販売されていたといえば、イメージし易いかもしれない。ボディサイズは、現行型ヴィッツと比較して、一回り大きいものとなっている。

日本で2005-2012年まで販売されたベルタ。国内での販売終了後もヴィオスとして代替わり。日本のヴィッツ/ヤリスよりひと回り大きなセダン/ハッチバックとして独自の進化を遂げている

 2019年11月に改良が施され、新規エンジンの追加と環境性能の向上が図られたのだが、同時に、「ヤリスクロス」と呼ぶ仕様が登場した。ヤリスのクロスオーバー仕様で、ちょっとワイルドかつスポーティなスタイルに仕上げられている。

 エクステリアの特徴は、フィルムコーティングによるブラックルーフ、前後及び側面のスカート、フェンダーモール、専用デザインの16インチアルミホイール、30mm車高を高めるスプリングとダンパーセットなどが組み合わされる。

 実は、ヤリスクロスは、派生モデルではないそうで、タイ専用のパッケージオプションなのだ。ヤリスに用意される3つのグレード全てに、3万5000バーツ=日本円で12万6700円のオプションなのだ。

新型ヤリスクロス(タイ仕様)/全長×全幅×全高:4145×1730×1500mm

 タイトヨタによると、ユニークかつスタイリッシュなデザイン、そしてスポーティなパフォーマンスを好む顧客を狙い投入したとのこと。

 日本同様に、タイでもクロスオーバーモデルの人気は高く、C-HRの販売が好調だという。その魅力をより手軽に提供しようということのようだ。

 ちなみに、タイ仕様のヤリスの価格帯は、53万9000~63万9000バーツ。日本円で195万1180~234万9380円となっている。

 ローカルモデルといえども、カローラアルティス GRスポーツは、スポーツセダンとしてカローラ復権の夢を見せてくれた。

 そして、ヤリスクロスには、ヤリスの新たな可能性を見いだせたのは、面白い体験だった。特に、GRスポーツの今後の展開が気になるところだが、やはりトヨタから回答を得ることは出来なかった。

 しかし、日本や欧州で、投入されるであろうカローラ GRスポーツは、アルティスとは内容が異なるものになることだけは確かのようだ。

【画像ギャラリー】ベース車と写真で比較!! 新型カローラアルティス&ヤリスクロス詳細

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