サファリ日本復活あるゾ!?　1000万円以下スタートで打倒ランドクルーザーへ

　サファリ日本復活が前向きに絶賛検討中という情報をキャッチ。早ければ発売は年内に間に合う可能性がかなりデカいのだ。中東仕様ながら実車に乗れたのだが、これがまあいいこと!! しかも1000万円以下で考えているというからもう興奮しちゃう!! 日産復活の起爆剤なるか!?!?!?

文：ベストカーWeb編集部／写真：森山良雄

静粛性シーマ並じゃん!! しかも超絶パワフル!! やっぱエンジンってステキ

　結論からいうと新型パトロール（日本名サファリ）めっちゃデキがいいです。乗り心地にしろ内外装にしても「こういうのを待ってたんだよ!!!」レベルなのだ。しかも1000万円以下で検討中というから、可能な限り低価格でお願いしたいです。

　おそらく日本仕様は全車3.5LのV6ツインターボエンジン仕様となる見込みで響きからしていい!!(笑)

　テストコースで実際に試しても、当然のことながら低速から超絶パワフル。しかも静粛性は高級サルーン並なのだ。セレナと同じボタンシフトは「どうかな？」と思ったが、セレナ同様使い勝手は慣れれば問題なし。走行モード選択や4WDモードのボタン操作だって凹凸があるためブラインド操作もラクラクこなせるのだ。

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ランクル専門家も羨む!?　新型パトロール日本導入切望のデキだった

ブレーキ性能がさすがすぎ!! 巨体なのにフツーに操作できちゃう

　個人的に「やるじゃん!!」と思ったのはブレーキ性能。新型パトロールは全長5350mm×全幅2030mm×全高1955mmと超絶デカく、車重だって2800kgオーバーと重い。にもかかわらずノート並に自然にブレーキ操作が可能なうえ、思い通りに止まれるのだ。

　キャデラック エスカレードなどこの手のフルサイズSUVはブレーキ特性がいわゆるフツーのクルマと異なり、減速するまでかなりの時間を要するケースが多いのだが、新型パトロールはまったくそんな様子が微塵もないのだ。これは素直にお見事!!!

　それと新型パトロールのリアサスはライバルでナンバー1の伸びしろの持ち主というのも、さすが中東で鍛えられた本格派だけある仕上がりなのだ。

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カメラでここまでできんの!? 内装もいいけど機能ハンパなし

　内装だって14.3インチの巨大モニターが2枚設置されるうえ、シート表皮だって着物からインスピレーションを受けたという柄だって、まさに豪華絢爛!! ちなみにアンビエントライトは64色から選択可能というのも今風で◎。

　もっともグッと来たのがカメラ機能で、自車の真下の映像や右左折時に死角となる部分を巨大モニターに映し出してくれる機能など、巨大モニターをフル活用しているのだ。しかもモードによっては2画面ドーンとカメラ映像を表示するなど、巨体を動かすにはうってつけの機能なのだ。

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高級グレードのみ!! はダメ!! イジれる素グレードこそ必要不可欠

　問題は価格レンジだ。昨今の日産を見ていると上級グレードのみに絞るなど、グレードの幅が少ないモデルがかなりある。しかも新型パトロールのような超高価格モデルとなれば、なおのこと「高いモデルのみ」となりそうな気配プンプン。

　今まで耐えるコトなく日本でサファリ（パトロール）が生きながらえており、ブランドとして確立しているなら話は別だが、約20年ぶりに復活することを考えると簡素なグレードこそ必要なはず。

　最大のライバ「ランクル」シリーズの牙城を崩す、あるいは少しでも振り向いてもらうべく、イジれる楽しさを残した廉価グレードの設定をぜひお願いしたい。装備だって必要最低限でよく先進安全装備は外せないが、ファブリックシートなど、ホントの素グレードこそ検討していただきたいです。最悪パワーウィンドウもなくていいレベルで……4駆ファンとしてはこれはホントにお願いしたい。

　約20年ぶりの日本復活、これは素直に嬉しいニュース。サファリから乗り換えに困り他社に代替えした人もぜひ、もう一度日産を!!!!!!!!!!!!!!!!