ホンダがステップワゴンエアーに「EX」を追加すると発表。やっとと言うべきか、なぜ最初からやらなかったのかという声も聞こえてくる改良だが、ユーザーからすればあのホンワカ雰囲気のエアーを積極的に選べるようになったと大歓喜だぞ!!! 詳細をお届けしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ
【画像ギャラリー】電動テールゲートにオットマンもきた!!! 新ステップワゴン「エアー」が超絶買い得じゃないか?(11枚)画像ギャラリーそもそも装備差が微妙すぎた「スパーダ」と「エアー」
ステップワゴンにはスパーダとエアーという2通りのモデルが存在する。スポーティでクールなイメージさらに従来からの人気もあるスパーダ、そして現行型から設定された「ほんわか」な優しいデザインのエアーだ。
しかしながらデビュー当時からこの2タイプの装備差についてはベストカーWebも問題提起をしていた。まず本革ステアリング、1列目シートヒーター、2列目オットマン、電動テールゲート、ブラインドスポットインフォメーションがスパーダ専用となっていた。
ブラインドスポットはデザインの差異で装着できなかった(コストがかかる)のは理解したいが、そのほかについては今考えてもまったくもってこの意図がわからない。当時のホンダの戦略としては価格を下げてエアーから新規オーナーを発掘するというものだった。
しかしミニバンを購入する層にとっては快適装備が選べない、ましてや電動テールゲートという今や「ついていて当たり前」がないのは非常に残念。せっかくほんわか癒し系のエアーなのに、オプションで快適装備が選択できないという謎仕様はいわば誰が得するのか分からない「誰トク仕様」だった。
オラオラ系のミニバンを嫌い、全体としてふんわり系のステップワゴンを選ぶユーザーにとって、スパーダとエアーの装備差はちょっと不親切すぎたのは否めないだろう。
まさかの大英断で「エアー」人気が爆増する?
そんなモヤモヤしながら2022年のデビューから丸2年が経過した。やはり市場からもそのような声が大きかったのだろう。ある販売店ではこんな声が聞こえた。
「お子さんがエアーのデザインを気に入ってくれて。よし買おうと思ったら電動テールゲートがなくて、背の低いお母さまがゲートを閉められない。結局は他社に流れてしまって……」。
当然の結果だ。それを反省してかホンダが2025年4月に大きなテコ入れを実施。なんとエアーに「EX」を追加した。主な装備は下記だ。
・本革巻ステアリングホイール
・1列目シートヒーター
・2列目オットマン
・全席USBチャージャー
・トリプルゾーンコントロール
・フルオートエアコンディショナー
・パワーテールゲート
・ブラインドスポットインフォメーション
できるなら「最初からやってよ」という声が聞こえてきそうだが、なんにせよステップワゴンは「エアー」一択の担当としては大歓喜である。これならスパーダや他社ミニバンに流れていたユーザーも減るだろう(とはいえ2年はかかってしまったが)。
2022年5月にエアーEXは発売となるぞ。ホンダ頑張ってくれ!!!
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コメント
コメントの使い方スパーダは今のまま。
AIR-EXはワクワクゲートだったら完全な選択方法に成ったのに。
迷わずAIR-EX。
今更感が否めない。クルマをマイチェン毎にそうそう買い替えられないからね。
先に買って悔しい思いをする人が多いでしょうね。