2025年7月2日、プジョーの人気SUV「3008」が、ついに8年ぶりにフルモデルチェンジを果たした！ 新開発の次世代プラットフォーム「STLA-Medium」を初採用し、ハイブリッドとEVの両方で高い環境性能と気持ちいい走りを両立しているのがポイントだ。最新のコックピットや、見とれるようなクーペフォルムなど、気になる進化をじっくり見ていきたい。
文・写真：ベストカーWeb編集部
新型プジョー3008、ついに8年ぶりのフルチェンジ
2025年モデルとしてデビューする新型「PEUGEOT 3008」は、世界で累計132万台を超える販売実績を持つプジョーの稼ぎ頭SUVの次世代型である。
今回の刷新では、ステランティスグループが新開発した「STLA-Medium（ステラ・ミディアム）」プラットフォームを初めて採用した点に注目だ。
バッテリーEV（BEV）向けの設計ながら、ハイブリッドとBEVの両方に対応できる柔軟性を備え、環境性能と走りのよさをしっかり両立しているのがうれしい。
パワートレーンは、1.2Lガソリンターボエンジン（136ps／230Nm）に、電動モーター（22ps／51Nm）を内蔵した6速DCTを組み合わせた48Vハイブリッドシステムを採用。
街中では最大50%の時間でエンジンを停止し、低速域では100%モーター走行も可能で、WLTCモードで19.4km/Lを実現している（輸入CセグメントSUVで唯一、環境性能割引10%対象だ）。
SUVの力強さ×クーペの美しさ、見とれるエクステリア
新型3008の魅力は、SUVの力強さとクーペの流麗さを見事に両立させたファストバックスタイルである。プジョーとしては初めて、サイドウィンドウモールを隠したシームレスなサイドラインが特徴だ。
フロントマスクには、ブランドエンブレムを中央に置いた新しい大型フレームレスグリルを採用し、ライオンの爪をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライトがプジョーのアイコンとして存在感を放つ。リアには立体的な3本のLEDランプを装備し、しっかり個性を主張する。
ハイブリッドモデルのホイール名である「YARI」は、長野県、北アルプスの名峰「槍ヶ岳」に由来するもので、モダンなデザインを採用した大径アルミホイールがSUVらしい力強さをより際立たせている。
荷室容量は、傾斜の強いファストバックスタイルながら520L（2列目を倒すと1480L）を確保しており、実用性も申し分ない。
未来感あふれる「PEUGEOT Panoramic i-Cockpit」
インテリアでは、最新の「パノラミックi-Cockpit」を搭載し、21インチのパノラミックスクリーンで操作性と視認性をしっかりアップデート。
エアコン吹き出し口もシームレスにまとめられ、8色から選べるアンビエントライトで夜のドライブも気分が上がる。未来感あふれる空間演出はさすがである。
さらにGTグレード（アルカンタラパッケージ）には、アルカンターラ素材をシート中央部まで使ったホールド感のあるシートを採用。
ショルダーまでホールドするサイドサポート部分には、プジョー初となる「アダプティボルスター機能」を採用し、シチュエーションやドライバーの好みに合わせてフィット感を調整することは可能なので、長距離ドライブでも安心して快適に過ごせる。
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