ホンダ「N-ONE e:」はジト目が可愛い新型軽EV! 航続距離270kmで日産サクラ危うし!?

ホンダ「N-ONE e:」はジト目が可愛い新型軽EV! 航続距離270kmで日産サクラ危うし!?

 ホンダが2025年7月28日に世界初公開した軽EV「N-ONE e:」。SNSでは発表直後から「デザインがかわいい!」「航続距離が結構長い!」と大盛り上がり。一充電で270km以上走れるから、ちょっとした遠出も余裕でこなせちゃう。今、注目度MAXの新型BEVだ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ、奥隅圭之、森山良雄

【画像ギャラリー】ジト目が可愛い! 新型軽EVのホンダ「N-ONE e:」の全貌をチェック!!(6枚)画像ギャラリー

ホンダのEV戦略とN-ONE e:のポジション

初代N360の「丸(ヘッドライト)・四角(サイド)・台形(リア)」のデザイン要素をしっかり継承した、ホンダの新型軽BEV「N-VAN e:」
初代N360の「丸(ヘッドライト)・四角(サイド)・台形(リア)」のデザイン要素をしっかり継承した、ホンダの新型軽BEV「N-VAN e:」

 ホンダは2050年までにカーボンニュートラルを達成するため、2040年には四輪車をすべてBEVやFCEVといった電動車にする目標を掲げている。

 まず国内では軽自動車などの小型BEVから攻めていて、2024年10月には軽商用BEV「N-VAN e:」を投入。そして今回登場したN-ONE e:は、その第2弾! ホンダ初の乗用タイプ軽BEVとしてついにお披露目されたわけだ。

「e:Daily Partner(イー デイリー パートナー)」というコンセプトのもと、日常の移動や暮らしを支えるBEVとして開発されたN-ONE e:。軽とは思えない静かさと力強い加速は、ガソリン車では味わえない新しい魅力になっている。

丸・四角・台形がつくるN-ONE e:のデザイン

リングライトの内側には、N-BOXカスタムと同じLEDヘッドライトのHi/Loユニットを配置。リングライトも切れ目を入れて変化を付ける
リングライトの内側には、N-BOXカスタムと同じLEDヘッドライトのHi/Loユニットを配置。リングライトも切れ目を入れて変化を付ける

 エクステリアは現行N-ONEの親しみやすい丸っこさをベースに、BEVらしいクリーンさをプラス。

 しかも初代N360の「丸(ヘッドライト)・四角(サイド)・台形(リア)」のデザイン要素をしっかり受け継ぎ、フロントまわりの外板はすべて新設計だ。

 注目はヘッドライト。現行型はまんまるで可愛さ全開だったけど、N-ONE e:では上部をフラットにして、ほんのりジト目なニュートラルフェイスにチェンジ!

現行型N-ONEのヘッドライトまわり。フロントフェンダーだけでなくボンネットにも丸目が食い込んおり、可愛さアピール全開だ
現行型N-ONEのヘッドライトまわり。フロントフェンダーだけでなくボンネットにも丸目が食い込んおり、可愛さアピール全開だ

 リングライトはセグメントごとに分割され、内側にはN-BOXカスタムと同じLEDヘッドライトのHi/Loユニットを配置。長く愛せる表情をしっかり作り込んでいる。

 さらに、フロントグリルには廃バンパーのリサイクル材を使用。内装にも植物由来樹脂やリサイクルペットボトルを採用していて、サステナブルなクルマづくりもホンダらしさ全開だ。

航続距離270km超え! ライバルを圧倒?

好調な売れ行きを見せる日産サクラ。ライバル不在の軽BEV市場だったが、N-ONE e:登場で嵐の予感
好調な売れ行きを見せる日産サクラ。ライバル不在の軽BEV市場だったが、N-ONE e:登場で嵐の予感

 気になる航続距離はWLTCモードで270km以上。これはライバルの日産サクラ(180km)を大きく上回る数値で、かなりのアドバンテージ。

 ホンダが狙うメインターゲットは40〜50代の既婚女性。買い物や通勤など、1日20〜30kmくらいの移動がメインのユーザー層だ。N-ONE e:なら毎日20km走っても、充電は週1回でOKという計算。

 価格はまだ未発表だが、日産サクラ(259万9300〜308万2200円)や三菱eKクロスEV(256万8500〜313万1700円)と同水準になると予想。CEV補助金(令和7年度で57.4万円)を使えば、購入コストもグッと抑えられるはずだ。

 航続距離と価格のバランスを考えれば、「ちょい乗りBEVが欲しい」という層にはドンピシャ。日産サクラの牙城を崩せるのか? 2025年秋に発売予定(8月1日から先行予約開始)となるN-ONE e:の、今後の展開から目が離せない!

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