「25式」GRヤリス堂々たる発進!!    全開&サイド引きで「数字に見えない進化」体感 「効く」純正エアロでどのステージでも見せ場あり!

エアロパフォーマンスパッケージと縦引きパーキングブレーキはおススメ!

DATは加速時のシフトアップを遅らせたり、制動時のシフトダウンを早めたりすることで、リニアなスポーツ走行ができるようになった
DATは加速時のシフトアップを遅らせたり、制動時のシフトダウンを早めたりすることで、リニアなスポーツ走行ができるようになった

 エアロパフォーマンスパッケージで試すと、拍子抜けするくらい全開のまま安定してクリアしてしまった。レースなどで競り合ったら自由なライン取りができないが、強引に飛び込んだって問題なし。御予算に余裕あればオーダーすることをすすめておく。

 また、試乗車には全グレードにオプション設定されることになった縦引きタイプのパーキングブレーキが付いていた。コーナー中の姿勢制御で使う(チョイ引きする)時に最高です!

パワー面では2025モデルに劣るが、2020モデルのポテンシャルは充分と改めて実感した
パワー面では2025モデルに劣るが、2020モデルのポテンシャルは充分と改めて実感した

 そうそう。比較車として用意されていた20式も思いきり攻めてみたが、パワーが低いぶんだけ速度域は低くなるが、走る楽しさと言う点では遜色なかった。

 むしろ24式や25式は、攻めると速度域高いぶんだけタイヤ温度が上がってしまい、前後のグリップバランスなど落ちてしまう。ミニサーキットなどで楽しむのなら、熱だれしないタイヤを使うといいと思う。

 次なるGRヤリスの進化目標は10ラップ(約25km)走ってハンドリングが変わらないクルマですかね!

GRヤリスの納期は意外にも短く1.5~2カ月で手に入る!

可変式のリアウイングは効果バツグン。ブレーキング時の安定性でも効果を見せる
可変式のリアウイングは効果バツグン。ブレーキング時の安定性でも効果を見せる

 GRヤリスは豊田市の元町工場にある専用ライン、GRファクトリーで生産されている。以前は長納期の状態があったが、現在は2カ月が標準でお店によっては1カ月くらいで納車されるようで、希少なスポーツ4WDがそれほど待たずに手に入る。

 なおMTとDAT比率はDATのほうが6割弱と比率が高く、エボモデルのようなエアロパフォーマンスパッケージは評判がよく35%ほどのシェアを予定しているという。

 初期型の中古の程度のいいモデルが350万円以上することを考えると、納期も短い2025モデルの購入はいい選択かもしれない。ちなみにRZやRZハイパフォーマンスは24式に比べ価格据え置きと頑張った。

GRヤリス RZハイパフォーマンス DAT主要諸元

全長×全幅×全高=3995×1805×1455mm
ホイールベース=2560mm
エンジン=直3、DOHC1618㏄ターボ
最高出力=224kW(304 ps)/5600rpm
最大トルク=400Nm(40.8kgm)/3250~4600rpm
トランスミッション=8速AT
車両重量=1300kg
サスペンション=前:ストラット、後:ダブルウィッシュボーン
WLTCモード燃費=10.8㎞/ℓ
価格= 533万円(6MT=498万円)
*エアロパフォーマンスパッケージは49万5000円、縦引きパーキングブレーキは13万2000円、カーボンルーフは16万5000円のメーカーオプション

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