【究極のスポーツカーがさらに洗練】今夏発売 新生シビックタイプRを徹底解剖

■徹底的サスチューンによりコーナリング性能向上

 ブレーキディスクは1ピースタイプから2ピースタイプへと変更された。これにより高速域からのブレーキング時に発生するディスクの倒れ込み現象を大幅に減少されている。ディスクが倒れ込むとペダル操作に対する踏力変化が大きくなり、ブレーキの効きにも影響する。

 サスペンションは、フロントボールジョイントのフリクション低減による追従性の向上、リアサス横力トーイン量増加によるリア接地性、追従性の向上など、細部を磨き上げて操縦性を引き上げている。

フロントロアボールジョイントのフリクション低減、フロントコンプライアンスブッシュの高減衰化により、フロントサス前後剛性を10%UPし、タイヤ支持剛性を高めて接地感とダイレクト感を向上、さらにはリアロアアームBブッシュの硬度をアップし、リア横剛性を8%UP、横力トーイン量も増加させた

■専用BBS鍛造ホイールにミシュランパイロットスポーツカップ2

 98モデルのインテRなどに設定されていた『サンライトイエロー』を纏った新型シビックタイプRは世界1000台、日本200台限定の「リミテッドエディション」。

サンライトイエローIIの”R”は200台限定の「リミテッドエディション」

 1本あたり2.5kg軽量化された専用BBS鍛造アルミホイールを装着し、タイヤはオリジナルのコンチネンタルスポーツコンタクト6に代えてミシュランパイロットスポーツカップ2を履く。

 車体側では遮音材の省略などにより13kgの軽量化をして合計23kgの軽量化を実現。専用チューニングのサスペンションを採用し、さらに究極の操縦性を追求した

標準車はコンチネンタル、リミテッドエディションはミシュランを装着する

■フルアルカンターラステア & ティアドロップ形シフトノブ

 ステアリングはホンダ初のフルアルカンターラ巻きを採用。縦方向38mm、厚み側28mmの楕円形状のグリップの太さや形状は現行型が理想的なので、革厚の差による形状変化を嫌って、あえてコストのかかる2枚重ねの裏地を採用。

 また、シフトノブは2007年デビューの先代型シビックタイプR以来の丸形からティアドロップ形に変更。丸形は握り感覚はいいのだが、手の感覚でギアポジションが判別しにくい欠点があったため。素材はアルミ+スチールで重量は230g。重量と重心点を最適化したことで、シフトフィールは格段によくなったという。

従来の本革ステアリングと握りの外径を揃えるため、アルカンターラ表皮の下に2重の裏地を入れ、握りの質感とフィット感を向上させている
球体からティアドロップ型へと変更、内部にはカウンターウェイトをいれ、操作機能性を向上させた
球体からティアドロップ型へと変更、内部にはカウンターウェイトをいれ、操作機能性を向上させた

【画像ギャラリー】進化を遂げた改良型「シビックタイプR」 & 限定車「リミテッドエディション」の詳細をチェック!!

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