新型エルグランドのデザインは賛否両論だが、ベストカーWebとしては「そんなにダメかなぁ?」と思っている担当も多い。やっぱりショーカーのカラーリングのせいなんじゃないかって。SNSでのAI色替えが盛り上がっている最中、なんと「公式」でホワイトが発表されたぞ。
文:ベストカーWeb編集長 塩川雅人/写真:アルフォンソ氏インスタグラム、編集部
やっぱり個性的過ぎると消費者は驚く?
新型エルグランド、試乗までさせていただき電子制御サスペンションなど驚くべきクオリティだったし、ライバルのアルファード/ヴェルファイアと比較してもまったくもって遜色ない、いやそれ以上の完成度だった。
しかしデザインで言えば賛否両論があるのも事実。組子がやや迫力があり過ぎるフロントエンド、リアの「Σ」のようなデザインも少し消費者からすれば驚きがあったのだろう。
しかし新型車にはこの反応はよくあるもの。半年ほどすれば見慣れてくるなんてケースも多いのだ。ただ今回のエルグランドはカラーリングがちょっと攻めすぎたのかもしれない。
「至極/FUJI DAWN(富士ドーン=富士の夜明け)」という、まさに「葛飾北斎的」な日本の自然を表した色味はとても素敵なのだが、これはかなりニッチなところを攻めている。
日産関係者は「エルグランドのスタイルや真の狙いを示したい」と話をしてくれたが、最上級ミニバンにおいてはもう少しリアルなカラーリングを用意しておくべきだったのかもしれない。
もちろん物理的な事情もあるだろうが、それならばたとえバーチャルのサイネージやスクリーンでのカラーリング展示でも効果的だったように思う。
デザイン責任者がインスタで見せた
そんななか、日産のグローバルデザインを統括するアルフォンソ・アルバイサ氏が個人のインスタグラムアカウントで純白のエルグランドを公開した。
本物のホワイトのエルグランド、めちゃくちゃいいじゃないかぁ!!! これであればそんなに違和感なく受け入れられそうに思えるだがどうだろうか?
フロントの組子も自然に馴染んでおり、このデザインなら「あり」と思う人も多いのではないだろうか? グレード展開もまだ不明ではあるがかなり開発陣の思いを込めて作られたエルグランド。キャプテンシート横の衝立なども、実際には窮屈に思うカスタマーが多いという市場調査を経ての作り込みだったりする。
アルファード/ヴェルファイアとの比較ばかりになるが、走りに関してはすでにエルグランドが優っている。あとはより身近に感じさせる展開を日産が発売までに仕込めるか。元祖「キング」の復権はそう遠くないのかもしれない。
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コメント
コメントの使い方そもそもかっこいいミニバンなんかない。
ファミリーカーだしボテっとしてる。
おれはVCターボを載せたセレナクラスのミニバンがあればよかった。
ラグジュアリーなんかいらない。
乗り心地は良くてもコスパのよいものがいい。
いや、普通にトヨタの、もっさりしたDQデザインより、
よっぽど未来的かつ、いかつくて最高だわ
むしろ、イメージカラーじゃない方がスタイリッシュという、よくあるパターン