2020年4月13日に新型ハリアーが発表された。Twitterでは「新型ハリアー」という単語がトレンドに上昇し、各情報サイトの新車紹介記事にはアクセスが集中。当サイトの紹介記事はここ3年間の新車紹介記事の中でもでトップのアクセス数を記録し(1日で約60万PV超)、新型ハリアーの注目度の高さを見せつけられた。
Web上でこれほど注目されるということは、では販売現場にも問い合わせは増えているのだろうか? 「殺到しているようです」と、流通ジャーナリストの遠藤徹氏は語る。ディーラーではすでに、見込み客向けに簡易パンフレットが配布され営業が開始されているとのこと。では予約開始はいつ頃から? 正式発売日は? この5月から始まる販売チャンネル統合の影響は? 遠藤氏に、首都圏を中心として新型ハリアーの販売店の状況を調査していただいた。
文:遠藤徹 写真:TOYOTA
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■価格公表と予約開始は5月か
2020年4月13日、4代目となる新型ハリアーが発表された。現行モデルの登場が2013年11月13日であったから、6年半ぶりの世代交代である。
発売は「2020年6月17日予定」と販売店には伝えられているが(公式発表では「6月頃」で、このコロナ禍で生産が不安定になっていることもあり、今後変更される可能性もある)、5月のゴールデンウイーク明けには車両本体、オプション&付属品の価格を決定し、全国のトヨタディーラーで先行予約をスタートさせる段取りになっている。
現在各販売店には8ページ刷りの簡易パンフレットが配布され、既納ユーザー(過去にハリアーの歴代モデルや同クラスのトヨタ車を購入しており、今回新型ハリアーに乗り換える可能性の高いお客)を中心に、周知徹底のためのプレキャンペーンを始めている。また、ショールームのウインドウや壁には新型ハリアーを刷り込んだ大きなポスターを張ったり、各テーブルにポスターを小型化した小さなポストカードを設置して顧客に提示している店舗もある。
これまでハリアーはトヨペット店の専売モデルだったが、今回の新型(4代目)から全系列店での併売となる。したがってこのパンフレットはトヨペット店だけでなく、トヨタ店、カローラ店、ネッツ店にも配布され、来店した希望者にも配られている。
トヨペット店はこれまで(初代登場以来)23年間にわたってハリアーの専売店だっただけに、多数の既納ユーザーを抱え、代替え母体を持っているので、事前の売り込みには最も熱心に取り組んでいる様子が伺える。
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