日本市場において、輸入車販売台数5年連続1位を獲得しているメルセデスベンツ。そんな日本人が大好きなメルセデスベンツだが、直近で立て続けにモデルチェンジの動きがあったのでお伝えしよう。
2020年5月25日には、新型Sクラスのティザー写真が公開され、5月27日にはEクラスクーペ/カブリオレのビッグマイナーチェンジモデルが発表された。
そこで、本企画では、2020年3月3日に発表されたビッグマイナーチェンジ版のEクラスセダン/ワゴンも加えて、新型Sクラス、ビッグマイナーチェンジしたEクラスクーペ/カブリオレを徹底解説していこう。
文/ベストカーWeb編集部
写真/ダイムラーAG
【画像ギャラリー】新旧Sクラス/新旧Eクラスを写真で徹底比較!
5月25日、新型Sクラスのティザー写真を発表!
メルセデスベンツは2020年5月25日、新型Sクラス(W223型)を2020年後半にワールドプレミアする、と発表するとともに、ティザー写真を公開した。
現行W222型Sクラスは2013年5月のデビューだから、約7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。
1枚のティザー写真からは大型のラジエーターグリルにワイドなバンパーグリル、最新のLED技術が組み込まれたヘッドライト、新デザインのホイールが確認できる。
インテリアの写真は公開されていないが、覆面走行テストや流失したスクープ写真を見ると、これまでのSクラスのインパネは、大型ディスプレイを2つ横に並べた形だったが、新型はiPadを縦にしたような15インチほどの大型ディスプレイをセンターコンソールのほぼ全面に設置している。
ここまでディスプレイを大型化したのは、最新の人口知能(AI)やインフォティメントシステム「MBUX」など、モビリティ時代に対応するためだろう。
メルセデスベンツのインテリアデザインは、Sクラスから新しいデザインを採用していくことが多く毎回驚かされるのだが、今回も世界一大きい(おそらく)センターコンソールのディスプレイに驚かされた。
当然、この大型ディスプレイは、タッチ式でエアコンやオーディオの調整をはじめ、音声認識システムや各種コネクティビティはこのディスプレイ上で行われる。
新型Sクラスの発表に際し、ダイムラーとメルセデスベンツのオラ・ケレニウスCEOは、
「新型コロナウイルスによる困難な状況にもかかわらず、戦略的な軌道に乗っている。2020年は次期Sクラスを発表する特別な年。現行型はすでにクラスの基準を引き上げたが、次期型は並外れた技術を備えた傑作となるだろう」と語った。
新型Sクラスの発表が2020年後半だとすると、欧州での発売は2021年春頃、おそらく日本への導入は早ければ2021年夏頃になるだろう。
これまでメルセデスはニューモデルを本国で発売後、半年以内に日本導入するケースが多かったが、コロナ禍の影響も懸念されるため、遅れる可能性もある。
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