3月3日に発表されたEクラスのビッグマイナーチェンジモデル
そしてメルセデスベンツの屋台骨を支えるEクラス(W213型)。2020年3月3日に、セダンとステーションワゴンのビッグマイナーチェンジモデルを発表した。
2020年夏から欧州市場での販売が始まり、おそらく日本市場へは早ければ2020年後半には導入されるだろう。
現行Eクラスは2016年1月の登場以来初の大幅な改良となる。今回のマイナーチェンジのポイントは「内外装のリフレッシュ」、「次世代運転支援システムの採用」、「キャビンの快適性向上」、「パワートレインの電動化」など。
エクステリアを見ると、フロントグリルやヘッドランプ、リアコンビネーションランプのデザインが変更されたほか、スタンダードモデルにもフルLEDヘッドランプが標準装備となり、大きく印象が変わっている。
安全装備においては、地図データや道路標識と連動して自動的にリミッターで車速を制御する機能。コーナーやランナバウト、料金所、T字路の手前からスピード調整を開始するうえ、高速道路の出口にも対応する「アクティブスピードリミット」を搭載。
そのほか、衝突回避や被害軽減の自動ブレーキ「アクティブブレーキアシスト」は停車車両のほか歩行者の飛び出しも検知するよう進化。
駐車から発進までを自動でサポートする「パークトロニック&360度カメラ付きアクティブパーキングアシスト」には、ボディサイドの死角をカバーする新しいカメラアングルも加わった。
さらに同機能に加え、データ通信によって数分ごとに情報をアップデートする「ライブトラフィック」とも連携するACC「アクティブディスタンスアシストディストロニック」、自動車専用道路上で最高60km/hまで車線と先行車との距離をキープし、1分以内であれば停止から再発進までを自動で行う「アクティブストップアンドゴーアシスト」機能などを搭載した。
そのほか、衝突回避や被害軽減の自動ブレーキ「アクティブブレーキアシスト」は停車車両のほか歩行者の飛び出しも検知するよう進化。
パワートレインについては、その電動化を積極に進め、新たにプラグインハイブリッドを7モデルに拡大。
ディーゼル/ガソリンエンジン、セダン/ステーションワゴン、FR/4WDというすべてのラインナップでプラグインハイブリッドが選択できることになった。
これまで3L、直6エンジンにのみ搭載されていたISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)が、新たに2L、直4エンジンに組みこまれたのもニュースだ。
Eクラスクーペとカブリオレもビッグマイナーチェンジ!
2020年5月27日(現地時間)、ビッグマイナーチェンジしたEクラスクーペ、Eクラスカブリオレがオンライン上で公開された。
新デザインのLEDヘッドライトやLEDテールランプを採用するなどフェイスリフトが行なわれたほか、48Vマイルドハイブリッドシステムなどの電動化技術が採用された。
注目の最新装備の1つに新開発のステアリングホイールを導入したことが挙げられる。ドライバーが一定時間ハンドルを握っていないことをシステムが検出すると緊急ブレーキアシストを動作させるなど、運転支援システムとの連携も実現させた。
このステアリングホイールのリム部分には、静電容量式のタッチセンサーが組み込まれており、ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検知。
ステアリングホイールのスポーク部分に配置されたタッチコントロールボタンは、スマートフォンと同様、静電容量センサーによって操作できる。
ドライバーの手が一定時間、ステアリングホイールから離れている場合、警告し、ドライバーが何らかの行動を取らない場合、最終的に自動ブレーキが作動する仕組みだ。
欧州発売は2020年秋から始まり、日本導入は早ければ2020年後半になるだろう。
コメント
コメントの使い方