2026年5月発売の新型マツダCX-5は、インパネを大胆にデジタル化。従来型でズラリと並んでいたエアコンのスイッチも、多くが画面内へ移された。見た目はスッキリしたが、運転中でも本当に使いやすいのか? 操作方法と気になる弱点をチェックする。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】新旧CX-5を写真で徹底比較! 変わったトコロ結構多いな!(12枚)画像ギャラリー温度も風量も画面操作! 物理ボタンは必要最小限に
従来型CX-5のインパネ中央には、左右の温度調整ダイヤルや風量、吹き出し口、内外気切り替えなどの物理スイッチが並んでいた。手探りでも操作しやすく、マツダ車らしい確実な使い心地が特徴だった。
ところが新型は、SとGに12.9インチ、Lに15.6インチのタッチパネル式センターディスプレイを採用。温度、風量、AUTO、A/C、内外気切り替え、吹き出し口など、エアコンの主要操作を画面内へ集約した。
温度やエアコンの作動状況は、画面下部のナビゲーションバーに常時表示される。温度は画面上のアイコンをタップして0.5度単位で調整でき、長押しすれば素早く変更可能。風量はファンのアイコンを押し、「+」「-」またはスライダーで調節する仕組みだ。
すべてをタッチ操作にしたわけではない。急な曇りに対応するフロントデフロスターとリアデフォッガー、そしてハザードは独立した物理ボタンとして残された。マツダも危険回避時に使う機能は、すぐ押せることを優先したわけだ。
「OK Google」なら画面に触れずエアコンを動かせる!
タッチ化の弱点は、指先だけでは操作できないこと。物理ダイヤルなら前方を見たまま回せるが、画面上の小さなアイコンは一度場所を確認する必要がある。路面が荒れてクルマが揺れる場面では、狙った位置を押しにくいのも気になるところ。
特に風量変更は、ファンのアイコンを押してから調整するため、従来型のボタンよりひと手間多い。シートヒーターや、「L」に備わるシートベンチレーションなども画面操作が基本となる。手袋をした冬場や画面が汚れているときは、物理スイッチが恋しくなりそうだ。
そこで活用したいのが、マツダ車で初めて搭載されたGoogleの音声操作。「OK Google」と呼びかければ、設定温度や風量の変更、エアコンのON/OFFなどを声で指示できる。操作に慣れれば、画面を見る必要さえないのは大きな利点だ。
また、左右独立温度調整式フルオートエアコンだから、普段は希望温度を決めてAUTOに任せれば、頻繁に触る必要もない。画面下部に温度操作が常時表示される点も、使い勝手への配慮を感じる。
結論として、新型CX-5のタッチ操作は停車中ならわかりやすく、音声操作まで使えば十分便利。ただし走行中の素早い微調整では、やはり物理スイッチに分がある。スマートになった一方、使いこなすにはドライバー側にも少し“慣らし運転”が必要かもしれない。
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