全国36のカートコースで販売! 走り始めるまでの仕組みも優しい
販路も画期的だ。GRカートは一部のGR Garageだけでなく、全国の一部カートコースでも購入できる。2026年9月9日時点で、すでに北海道から沖縄まで全国36カ所のカートコースが取り扱いを開始。GR Garageについても全国7店舗で販売し、今後は取り扱い拠点を順次拡大する予定だ。
実際に走行するにはドライバーパスポートを取得する必要があるが、その手順も難しくない。まず専用の「GR app」を使い、基本的な走らせ方や安全に必要な知識を座学コンテンツで学ぶ。さらにGR Garageやカートコースで実技講習を受ければ、ドライバーパスポートを取得できる。
取得したパスポートは対応するカートコースでスポーツ走行する際の資格証明となるため、GRカート購入者は別に各コースのライセンスを取らなくても走行を楽しめる。ただし、SLカートミーティングのGRカートレースへ参加する場合は、別途定められたライセンスが必要となる。
用品やスペアパーツについては、楽天市場内の専用ECサイトから購入可能だ。エンジン、駆動系、ブレーキ、ステアリング、シャシーなどの補修部品に加え、ウェアやヘルメット、工具類まで幅広く用意される。
しかも消耗品は、誰もが長く続けやすい価格に抑えられた。たとえばタイヤはフロントが1本3500円から、リアが4500円から。一般的な競技用カートではタイヤ1セットに数万円かかることを考えると、かなり親切な設定といえる。
GRカートは単に安いカートを販売するだけでなく、購入、運搬、保管、整備、練習、部品調達までをひとつの仕組みとして作り直した。モータースポーツを始めたくても、費用や環境を理由に諦めてきた人にとって、まさに待望の1台である。
今後、参加者が増え、競技が育てば、スーパー耐久などへつながる新たなステップアップの道も見えてくる。何年か後、日本を代表するトップドライバーが「最初に乗ったマシンはGRカートでした」と話す日が、本当に来るかもしれない。
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