2017年7月25日、マツダの新型クロスオーバーSUV、CX-8のティザー情報が更新された。CX-8とは、マツダが今年(2017年)中に発表すると公言した、クロスオーバーSUV。
ここでは今回発表された資料を整理してお伝えするとともに、今後の見通しをお伝えしたい。
文:ベストカーWeb編集部
■マツダの新しいSUVの提案
「CX-8」は、マツダの新世代商品群の最新モデルであり、同車の国内市場向けSUV欄アップにおける最上位モデルとなります。
「CX-8」は、マツダらしい走りやデザイン・質感を備えながら、3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングを実現した新型クロスオーバーSUVであり、多人数乗車とともに上質さをお求めになるお客様に向けた、マツダの新しい提案です。
上記は2017年7月25日11時30分に、マツダより正式に公表されたプレスリリースの一部となる。同時に発表された外観写真は一点。
外観デザインは「TIMELESS EDGY」をコンセプトにしているそうで(「時間を忘れるような鋭さ」と訳するのだろうか)、わざわざモノクロ写真が提供されている。
この「CX-8」の存在が明らかにされたのは、今年4月28日。「CX-8」というネーミングから、既存モデルの「CX-5」よりも大型であり、北米市場で好評を博している(日本市場では販売されていない)「CX-9」よりはひと回り小さいクロスオーバーSUVであることが判明した。
また4月の段階で公表された写真により、3列シートであることと革張りシートであること(すくなくともそういう仕様があること)が判明しており、アッパークラスのクロスオーバーSUVであることがハッキリした。
さらにここが重要なのだが、マツダはこの「CX-8」を年内に発売することで、国内のミニバン市場から事実上の撤退を表明している(現行車のビアンテとプレマシーは年内生産終了)。
これはミニバンではマツダが現在推し進めている「魂動(こどう)」デザインの実現が難しく、で、あるならばつまり「今後、3列シート車の需要はクロスオーバーSUVで満たしていく」という決意表明と取れる。
このマツダの大胆な戦略が吉と出るか凶と出るかは、「CX-8」の出来に委ねられている。発表は年内。おそらく高い確率で東京モーターショーに姿を現すであろう。
大変楽しみにしております。
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