打倒アルファードへ刷新! オデッセイ改良型は11月5日デビュー確実

■グレードや装備、新価格は?

現行型ホンダ オデッセイ。アルファードと比べたらおとなしめだが、押し出しは決して弱くはない
現行型ホンダ オデッセイ。アルファードと比べたらおとなしめだが、押し出しは決して弱くはない

 グレードや装備の変更は「Gエアロ」、ハイブリッドグレードを廃止し、ガソリンは「アブソルートEX」、「アブソルート」、ハイブリッドは「アブソルートEX」、「アブソルート」に簡素化する。

 パワーユニットと駆動方式、乗車定員の構成はハイブリッドがFF(前輪駆動)のみで7人乗り、8人乗り、ガソリンはFF/7人乗り、8人乗りはFF、4WDの設定とする。

 装備内容は「アブソルート」が、外観&インパネデザイン変更、シーケンシャルターンシグナルランプ、ジェスチャーコントロールパワースライドドア、予約ロック、TFTメーター(従来の3.5を7インチに)。

 さらに防汚シート、マルチビューカメラシステム+ホンダ・スマートパーキングアシストシステム、小物入れ対応、ドライバーカップホルダーを追加、静粛性向上など。

外観だけではなくインパネのデザインも変更されている。実際に座って視界を確認してみたくなる
外観だけではなくインパネのデザインも変更されている。実際に座って視界を確認してみたくなる

 「アブソルートEX」は、外観、インパネデザイン変更、シーケンシャルターンシグナルランプ、ジェスチャーコントロールパワースライドドア、予約ロック、TFTメーター(3.5インチを7インチに)。

 さらに防汚シート、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、2列目LEDアンビエントランプ、17から18インチアルミホイールに、小物入れ対応、運転席側カップホルダー追加、静粛性向上など。

 ボディカラーは、新色のオプシダンブルーパールはじめプラチナホワイトパール、スーパープラチナメタリック、プレミアムスパークルブラックパール、プレミアムヴィーナスブラックパールの5色。

 インテリアカラーは、ブラックコンビシートとブラック本革シートの2色。本革シートはメーカーオプション。車両本体価格は装備の充実、質感向上、安全対策強化などによるコストアップで19万5000~27万7000円の値上げとなる。

■新型オデッセイ登場の鍵握るマイナーチェンジモデル

ジェスチャーでスライドドアの開閉をコントロールできるジェスチャーコントロール・パワースライドドア。もはや「フォース」の世界である
ジェスチャーでスライドドアの開閉をコントロールできるジェスチャーコントロール・パワースライドドア。もはや「フォース」の世界である

 現行モデルの登場は2013年10月31日であり、7年が経過しつつある。本来であればフルモデルチェンジの時期であるが、今回はビッグマイナーチェンジで対応する。同クラスのマーケットニーズが頭打ち傾向にあるためと思われる。

 今回の改良によって販売回復が見込めない状況であれば、モデル廃止に踏み切る可能性もある。10月上旬には価格を決め先行予約の受付を開始した。今年度中に営業マン1人1台、全国では約1万台の受注達成を目指している。

 首都圏にあるホンダカーズ店でハイブリッド「アブソルートEX」、7人乗り、プラチナホワイトパールが価格462万4000円。

 ここにフロアマット、ライセンスセット、ナビ、ドライブレコーダー、ドアバイザー、プレミアムコーティング、ETCなど70万円近くのオプション&付属品を付けて弾いて貰うと、法定、法定外費用を含めて弾いて貰うと総額562万円強と出た。

 残価設定クレジットは年度末まで特別低金利で実質1.9%を設定している。現時点での納期は12月中旬であり、間もなく来年に先送りされる方向にある。値引きの初回回答は15万円で在庫一掃セールよりも10万円以上引き締めている。

【証言1:首都圏ホンダカーズ店営業担当者】

 フルモデルチェンジを期待していたが、今回はビッグマイナーチェンジで対応することになった。ミニバン市場はかつてのように活気がないので、やむを得ないかも知れない。フルモデルチェンジによる世代交代はあと2年以上先送りされそうだ。

 この新型車の売れ行きが復活しないと次期型へのフルモデルチェンジはない可能性がある。見た目の立派さ、使い勝手の向上、装備の充実、安全対策強化で最高の技術を導入しているので、かなり期待できると確信している。

 歴代オデッセイやステップワゴンの既納ユーザーを中心に代替えを進めて行きたい。

【画像ギャラリー】王者打倒へ向けてリニューアル! ホンダ オデッセイ改良型を現行型写真と共に考える

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