コンパクトなボディサイズを維持しながら車体を強化
リアスタイルは、左右に大口径のマフラーエンドを備えるディフューザーと短いトランクリッドが現行型と重なるが、視覚的な安定感を生むボリューミーなデザインに変更。特にトランクリッドはダックテールとなるリアスポイラー内蔵デザインとなったのが印象的だ。
気になるボディサイズだが、全長4265mm×全幅1775mm×全高1311mmと現行型と同等。ホイールベースも2576mmとわずかな差だ(※公表されたインチサイズを換算)。コンパクトなFRという価値は、しっかりと継承されていることが分かる。
プラットフォームは、現行型のキャリーオーバーとなるが、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)開発のノウハウが活用されており、インナーフレーム構造や構造接着剤などの採用。その結果、フロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%も強化されているという。
また、軽量化のために、ルーフ、フロントフェンダー、ボンネットをアルミ化している。これは重量増の抑制に加え、前後左右の重量バランスの最適化を狙ったものだ。その成果は、ステアリングの応答性を高め、より軽快な動きを実現。さらに旋回時のトランクション性能も向上されているというから楽しみだ。
注目の心臓部は2.4Lの水平対向エンジンに刷新
注目のパワートレインは、待望の出力アップを狙い、新型の2.4L水平対向4気筒DOHCエンジンを搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクションの低減により、トルクが約15%も増しているという。また、レスポンスに優れ、高回転まで気持ちよく吹け上がるエンジンに仕上げられているようだ。
その性能は、最高出力228hp、最大トルク184lb-ft(約250Nm)と劇的な差ではないものの、より扱いやすさと加速性能が高まっていることが予想できる。
トランスミッションは、現行型同様に、6速MTと6速ATの2タイプを設定。どのような仕様となるかは不明だが、唯一の情報としてATのSPORTモードの制御が進化していることが判明。
コンピューターがスポーツ走行状態にあると判断すると、シフト操作の最適化を図るという。ATでも楽しいスポーツカーとして磨きをかけている。
内装もシンプルかつ質感を高めてブラッシュアップ
インテリアは、より質感が高まった様子。ダッシュボードは、最新スバルデザインを取り入れたシンプルかつ水平基調のものに進化する。もちろん、スバル車の特徴である視界の良さをしっかりと継承されている。
メーターパネルは、なんとデジタル化。7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルの2枚を組み合わせたものとなる。ただ仕様により、アナログ式が継承される可能性もあるだろう。
シートは、ホールド性の高いスポーツシートを継承するが、デザインと仕様が見直され、より包み込み感を増し、インフォメーションがより感じられるようになっているようだ。
インフォメーションシステムとして、8インチタッチスクリーンを備える「SUBARU STARLINKマルチメディアインフォテイメントシステム」を採用し、Apple Carplayやandroid Autoにも対応する。日本仕様にも採用される可能性はあるが、現行型同様に市販ナビに対応できるシステムも組み込まれるはずだ。
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