■かつてのワゴンの名車復活か
これは2018年5月に登場する次期オーリスで初めて採用されるエンジンで、それがフィールダーにも使われる。
3気筒というと燃費型のダウンサイジングターボエンジンと思ってしまいそうだが、最高出力はなんと250psと、2Lターボに匹敵するパワーを発揮する。
それだけでも驚きだが、この1.6Lターボモデルはフルタイム4WD専用車になるというから二度ビックリ。
「ワゴン」「ターボ」「フルタイム4WD」といえば、かつてカルディナGT-Fourがあったが、次期フィールダーはその再来モデルを用意するというわけだ。
GT-FOUR(セリカ時代はすべて大文字だった)といえばトヨタのビッグネーム。このカローラフィールダー1.6Lターボもグレード名を「GT-FOUR」とする可能性があり、年配層には懐かしさを、そしてターゲットとする若年層には新鮮さをアピールするという戦略なのだ。
4WDシステムに関してはまだ詳しい情報は入っていないが、渾身のスポーツモデルとはいえ極端に高い価格設定にはできないカローラゆえ、現在のトルクスプリット型を進化させたものになるのが有力。
しかし、GT-FOURのイメージからすると、名前だけのフルタイム4WDではなく、本当の常時4WD方式でなければファンは納得しないはずで、WRCマシンで使っているアクティブセンターデフ式を市販車用に改良して搭載する可能性もある。
デビューは標準仕様のカローラフィールダー発売から半年ほど遅れた2018年末~2019年初頭と予想。トヨタのエボリューションモデルの大本命に、意外なクルマが名乗りを上げた。
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