実はRAV4のガチ対抗馬!!? キャデラックの「刺客」 新型XT4は日本向きのSUVか??


新型XT4は日本向けのキャデラックか?

 さて、ここからはもう少し踏み込んで日本市場への適性を見てみよう。230psを発生する4気筒ガソリンターボエンジンは、排気量が2.0Lだから自動車税が手頃なのがいい。今どきのアメ車はエンジン排気量も小さめなのだ。

 正確にいえば、ハイオクではなくレギュラーガソリン仕様(フォード・エクスプローラーの日本に最後のモデルなどはターボエンジン車もレギュラー対応だった)なら完ぺきだったけれど、そこは大目に見よう。

 プレミアムブランドだけに先進安全装備も充実し、全方位モニターは全車に採用。「プラチナム」や「スポーツ」ではACC(先行車追従型クルーズコントロール)や後方のオートマチックブレーキも組み込まれている。

今回、最新の地図データをストリーミングできるナビが搭載。不安視されていたナビが改良された

 そのうえ注目したいのがナビだ。これまでGMは日本向けモデルのナビに苦労していたが、XT4ではGMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全車載通信ナビ「クラウドストリーミングナビ」を全車に搭載。

 通信を活用して常に最新の地図をストリーミング表示しつつ、トンネル内などでGPS測位ができない環境でも自社位置を失わない道案内してくれるのだから頼もしい。

 ついにGMの日本向けモデルからナビに関しての不安が払しょくされたのは、大きなニュースだ。

左ハンドルさえ気にならなければ日本のユーザーにもオススメ

XT4は左ハンドル仕様のみとなっている。そして、ドライブモードでは、ツーリング・AWD・スポーツ・オフロードの4種類がある

 ただ、問題ははやり左ハンドル。XT4には右ハンドルの設定はないのは、ウィークポイントとして否めない。それは事実である。

 とはいえ、10年ほど左ハンドル車を所有していた筆者としていえるのは、運転自体はすぐに慣れるということ。そして高速道路の料金所も、ETCがあるからまったく困らないということ(わずらわしいのは駐車場ゲートとETC非対応の有料道路)。自身の経験からも、左ハンドルに対して絶対にやめたほうがいいとは思わない。

 左ハンドルが不安……という人に対しては、「問題ないから買えばいい」とまでは言えないけれど、クルマが気に入ったなら買って後悔しないだろうと伝えたい。世の中には左ハンドルを好んで乗っている人もいるくらいなのだから。

 むしろ、「左ハンドルしかないから日本へ導入しない」ではなく、左ハンドルしかないけれど好きな人に買って欲しいという意気込みで日本への輸入を決めたGMジャパンの判断に拍手を送りたい。

 クルマ好きのひとりとして、日本で買えるクルマの選択肢が広がったことは素直に喜ばしいと思う。

 というわけで結論。左ハンドルさえ気にならなければ、キャデラックXT4は日本のユーザーにもオススメできる。

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