■ミラ、2月に生産終了、今年中に新たなシリーズ投入か
ダイハツは昨年5月にミライースをフルモデルチェンジしましたが、ノーマル仕様のミラおよびミラバンは、そのまま販売され続けました。
その残されたミラおよびミラバンが、2018年2月をもって生産終了。在庫販売のみとなっています。
このミラおよびミラバンは単に生産を終了するわけではなく、今年中に新シリーズが投入される……という情報があります(確定情報ではなく追加で取材を進めています)。
ミライースはシリーズの中心モデルですが、低燃費や買い得価格の設定、CVTのみでターボ搭載車もないなど、足代わりの使い勝手のよさに特化した側面があります。これに対してミラは5速MT、スポーツモデルコンセプトを持たせる狙いがあります。
競合するスズキアルトはターボRSやワークスなどのスポーツバージョン、それに個性派モデルのアルトラパンがあり、幅広いユーザー層に対応させています。
したがってミラやミラココアの後継モデルでアルトに対抗できる商品ラインアップを強化する必要があるとみて、今後同様の新世代モデルの投入に向けて開発を進めていると思われます。
■新型スペーシアの販売が好調な立ち上がりに
スズキが昨年12月14日に一新した新型スペーシアが、2018年に入ってからも好調に売れています。スペーシアの月販計画は1万2000台ですが、1月下旬時点での販売台数はこれを上回り、1万5000台規模の受注ピッチとなっています。
売れ筋グレードの納期は1カ月半から2カ月待ちとなっていて、通常の新型車より長期化する傾向にあります。
タイプ別にみると全国的には「標準タイプ」のほうが売れていますが、都市部はグリルが派手な「カスタム」のほうが評価は高い傾向があります。
どちらも上級グレードのXやYSの引き合いが目立ちます。人気の要因としては広い室内、使い勝手のよさ、安全対策強化、高いクォリティなどが挙げられます。
月販1万5000台規模となると、軽自動車トップのホンダN-BOXにかぎりなく近づくことになるので、今後同モデルにどこまで迫れるか注目されます。
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